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2007年6月28日

幸運のかぎ尻尾

大賀

大賀(たいが)の尻尾は先っちょが90度に折れている。
かぎ尻尾をもったネコは幸運をもたらす、という説もあるけれど、
大賀のかぎ尻尾は、トイレや仕事部屋のドアにひっかかってしまう。
尻尾をドアに沿うようにしならせている。

わざとかもしれない。

人の歩く方向に沿わせることだって多々ある。
ドアに引っかかるたびに、尻尾をどけなきゃドアが閉まらない。

あるとき、わたしはその先っぽを踏んづけてしまった。
ごくごく細いネコの尻尾の感触が、足の裏に伝わる。

きゅっ。

か細い音を立てて、先端から靄が立ち上る。
願い事をかなえよう、とアラジンのランプなら言うだろうか。
かぎ尻尾のアラジンは、もくもくと耳をぴんとたてた形になり、
りゅうとしたかぎ尻尾をたて、しならせた。
その尻尾が左右に振れたその刹那、形は崩れ
みるみるうちに靄は消えていった。

そして、大賀がくるりと振り向いてにゃぁ、と鳴いた。
ご飯の時間だった。

投稿者 YOUCHAN : 00:38 | コメント (0)

2007年6月26日

腰痛もち

先月はおかげさまで結構忙しく、腰痛が来ても放ったらかしだった。
そしたら、これ以上椅子に座っておれないような状況になった。
カイロに出かける時間はないけれど、椅子に座れなくては
絵なんて描いていられないので、電話で当日の予約を入れた。
かなりひどい状態のようで、いつもなら二、三回も通えば
「これで様子を見てください」になるのに、いまだに通っている。
もう六月も終わりだというのに。

腰痛が鈍痛のように残っていると、気分がわるくなる。
些細なことで機嫌が悪くなるのがわかるし、とにかく気力がわかない。
レギュラーの仕事を済ませるのがやっとで、
六月の生産効率は最低だったと思う。ウダウダしてた。

カイロは恵比寿にある。
恵比寿に住んでいたときに見てもらったのが縁だった。
藤が丘に越してきてから、腰が悪くなったとき、
近所のカイロに行ってもぜんぜん治らない。
すがるキモチで、恵比寿に行ったら一発で治った。
ネコ病院と美容院とカイロは恵比寿時代のサービスを受けている。
遠くても、仕方がないのだ。
遠いといっても渋谷まで急行を使わなくても40分だから、
まぁいいかーという気になっている。

そんなこんなで、いまだに通っていて、
さすがに最近は週一ですんでいるのだけれど、
施術代も値上がりしたし、保険は効かないし、
どうしたもんかと思っていたのだが、
昨日行って、今日目覚めると、ずいぶん腰が楽に。
こんな気分は久しぶり。明るいのだ。

先週、施術に通う途中で、前に立ったサラリーマンのカバンが
わたしの本の上に落下して、本が折れてしまった悲しみすら
なんだか遠いことのようだ。
体調が悪いと、気分も落ち込むし、いいことないと
つくづく実感した。

腰痛が治まったら、とにかく腹筋をつけねば。背筋も。

投稿者 YOUCHAN : 20:39 | コメント (2)

2007年6月20日

高いなぁ~

今日、夜に本屋さんへ。
隣の駅まで行って、目当てのお店が入っている駅ビルが
今日に限って全館定休日でした。今日に限ってー。

仕方がないので、その近くの、これまた規模の大きめの
書店に行きましたところ、とても面白かったです。

その1。ポケミス1800番台突破記念棚ができていて、
喜国コメントが付いてる本に釘付け。
だって、「ドグラ・マグラ」「黒死館」だったんだものー。
さすがキクニ! いよっ、本棚探偵!
非日常にトリップするのにヤクはいらねぇって
ほんとそのとおり。

その2。国書刊行会の本が結構あった。
いいラインナップでステキすぎる。
気になったのが「世界探偵小説全集」。
いったい、全何巻ですか!?
それにしても、高い。2000円超なんてあたりまえ。さすが国書。
4336044384

その3。奇想ブームか!?
なんすか、いたる出版社からスタージョンが出てるって。
どういうことでしょうか。スタージョンきてますか?
ていうか、奇想、ブームなのね。
しかも、国書並みに高い、どれも。
4336045682

その4。江戸川乱歩の貼雑年譜がありました。
うひょー、と思って手にとって、うむむむ、すごい本だ
と思っていったん置いて、他の本を見ていました。
気になったので、引き返してもいっかい見ようと思ったら
おしゃれなお兄さんが、これまたうひょー、と
手にとってうむむむ状態だったので
ちょっとうれしかったです。
4061952668

その5.祝!「デッドアイ・ディック」再販。
追悼カート・ヴォネガットって帯にあった。
全部の本を再販してください、ハヤカワさん!
この奇想ブームにのっかって、全集出してもいいかと。
4150112193


結論:国書の本は高い。

投稿者 YOUCHAN : 23:02 | コメント (0)

2007年6月 6日

追悼、Kurt Vonnegut

ヴォネガットの番組だろうか、それを分割して
YouTubeにアップしてくれている人がいる。
もちろん字幕もないし、そもそも状態が悪い。けれど、
これがヴォネガット作品のエピソードを絡めた何かであることはわかる。
この頭の禿げた男はキルゴア・トラウト。イメージとはずいぶん違うけど。
時折、笑顔を見せながら熱心に語るヴォネガットの姿を
見ることができるのは、とても嬉しい。

と同時に、とても寂しい。
もう会うことは叶わない。会うだなんておこがましいけど。
それに、英語がわからないことをこんなに悲しいと思ったことはない。


Part2以降は下記の通り。
 ・Part2
 ・Part3
 ・Part4
 ・Part5
 ・Part6
 ・Part7
 ・Part8

投稿者 YOUCHAN : 23:00 | コメント (0)

新旧交代

毎月Yahoo! Internet Guideで個人的に気に入っているサイトを
紹介する連載を持たせていただいて、今年で4年目になります。
面白いサイトというのは、湯水のようにあちこちから湧いてきて
ああどうして今まで知らなかったのだろうと後悔するような
ものも少なくないし、面白い人というのはいっぱいいるなぁと
つくづく感心します。

感心するのであるけれど、去年の末くらいから、ちょっと
WEB界隈に異変が起きてる気がしています。

ご存知のように、ここのところメインなのはブログです。
ブログに移転して、マニアックな情報を発信し続ける
人たちがたくさんいる一方で、移転をせずに、
そのままサイトを閉じてしまうケースが結構ある。

結構どころではなく、かなりある。

面白いサイトを運営している人は、面白い人と知り合いなものなので、
リンク集のページを重宝しているのですが、最近、リンク切れが激しい。
ひどいものだと、リンク集の9割以上がNotFoundでした。

これは悲しい。

本当に面白い情報は、市井の人から発信されたものでなくては
味気がないのに、そういうサイトがどんどん閉鎖されているのですよ。

デザインなどは後回しでもいいから、面白いサイトは閉鎖しないで。