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どんがらがん(Bumberboom)

河出書房新社「奇想コレクション」アヴラム・ディヴィッドスンの巻。
編者は「ハサミ男」の殊能将之氏です。

内容は、まさに奇想と呼ぶにふさわしい短編が16個。
その中でも「ナイルの水源」にやられました。
不条理とリアリティが渾然一体となっている世界観。
こういうのを読みたかったんだよーと思いました。

まさに文学でしか成し得ない世界です。

こういういい方は、本来いけないのかもしれないですが、
洋風内田百間、という読後感を持ちました。
「冥途」「東京日記」をデイヴィッドスンに読ませたかった!
星新一とともに内田百間もF&SF誌で紹介してほしかった!!

余談ですが、「どんがらがん」収録作品のうち、
半数近くの翻訳を浅倉久志氏が手がけているのも
ファンとしては嬉しかったです。

ちなみに、この奇想コレクションには、キルゴア・トラウトの
モデルとなった(らしい)シオドア・スタージョンが2冊出ているのです。
その上、編訳者はかの大森望氏。これは外せまい!
ということで、次に読む奇想コレクションの予定はスタージョンです。


どんがらがん
アヴラム・デイヴィッドスン:著/殊能 将之:編
4309621872

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2007年6月 3日 21:58に投稿されたエントリーのページです。

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