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猫のゆりかご(Cat's cradle)

猫のゆりかご
カート・ヴォネガット・ジュニア 伊藤 典夫
4150103534

「私的ヴォネガット再読シリーズ」も、とうとうこの作品にたどり着いた。いわずと知れた代表作のひとつ。伊藤典夫さんによる名訳がぶいぶい冴えている。この話は浅倉さんではなく、伊藤さんで正解だったと思う。乾いたタッチ、クレイジーすぎる登場人物たち。猫、いますか。ゆりかご、ありますか。

「フォーマを生きる寄る辺としなさい」...この本そのものがフォーマの塊だ。真実を見つめるのはあまりにもつら過ぎる現実。だから、無害な非真実=フォーマを見つめよう、とボコノンの書は解いている。それにしてもヴォネガットさん、どえらい宗教を作ったもんだ。無神論者・ヴォネガットの面目躍如。このタッチは、後の「チャンピオンたちの朝食」に引き継がれているように思う。好みは分かれるだろう。ナイス・ナイス・ヴェリ・ナイス。

余談:フランシーン・ペフコがこの本から登場していたのを改めて発見した。ハイホー。

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2007年10月 8日 13:34に投稿されたエントリーのページです。

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