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氷柱

氷柱(つらら)
多岐川 恭
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先日入手した「多岐川恭 仁木悦子 佐野洋集」の中の多岐川恭の長編(中編?)「氷柱(つらら)」を読了。世をすねたニヒリスト・小城江の冒険譚というか...。話の運びがやや強引な気がしたが、展開が気になってページを繰る手が止まらなかった点においてはよい作品だったと思う。小城江の生活ポリシーや悲しい過去、美学の描写がなかなかにデカダンで、読みすすめるうちにファンになってしまう。魅力的だったな。

多岐川恭は初めて読んだのだけど、まるで戦前の探偵小説家のようだと思った。プライド高く、高潔な印象。

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2007年12月 5日 02:16に投稿されたエントリーのページです。

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