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虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
伊藤 計劃
4152088311

「ハーモニー」から先に読んだので、順番がちがうけど、伊藤計劃さんはラストが毎度すごいなぁと思った。このラストはとてもいい。

いいのだけど、話を運ぶ課程での主人公の心象風景が、なんというか中2病みたいで、どこか絵空事のような感触がぬぐえなかった。この読後感は「ハーモニー」にも通じていた。

虚無感が全編に流れる小説はこれまでもあったけど、伊藤さんの作品には独特な青臭さがある。ほんとうに残念。この作家は、死んではいけなかったと思う。年を取ってから、どんな作品を書くのかが本当に気になる人だ。謹んで哀悼の意を捧げたい。

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2009年5月 5日 20:45に投稿されたエントリーのページです。

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