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少女たちの羅針盤

少女たちの羅針盤
水生 大海
4562045027

原書房さんのプレゼント企画に応募して送っていただいた本。でもレビューは普通に書くのだ。

とてもよかった! 青春群像劇、という言葉があちこちで聞かれるが、その評価はホントだった。高校生たちのみずみずしい青春、とってもいい! 周囲を徐々に巻き込んで、劇団の評価を上げていくその過程。ああ、いいなぁ、青春万歳だ。

4年前と現在が交差するカタチで物語が進行する。「過去」のパートは三人称、「現在」のパートは一人称で書かれていた。ここで一番気になった点は、「過去」パートのメインになる人物が4人いて、くるくると物語の主眼が変わるところだ。そのせいで、感情移入がしづらく、読みづらかった。劇団「羅針盤」の4人はそれぞれに魅力的なのだが、おそらく、「現在」のパートで一人称で語っている「わたし」が誰で、殺されたのが誰かを、読者に推測させるため、あえて三人称で話を進めたのだと思う。けれど、「現在」と同様に、一人称で進めても良かったんじゃなかろうか。語り部がその都度入れ替わるだけだし。と思った。

ラストはキレイに収まってる気がするが、もう少しどんでん返しがあっても良かったかも、と思う。といった部分を含めても、とても楽しくラストまで一気に読めた。いやー、いいなぁ。実に青春だねぇ。4人のバックグラウンドが上手い具合にラストに持ってきてる感じも良かった。どうするんだろう、こんなに脱線して、と思ったけど。いやいや。なかなか。

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2009年7月23日 21:33に投稿されたエントリーのページです。

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