捨てるな、うまいタネ
藤田 雅矢
春に食べた枇杷がとてもおいしくて、タネがぷりぷりしていたので、ちょうど何も植わっていないプランターがあったので蒔いてみた。ノリで3粒ほど。そしたら、芽が出たのだ。長い間うんともすんともいわなかったので、ほとんど放置していたのだが、みごとな芽が出て今もすくすくと育っている。
というような話を某所でしたところ、なんと枇杷は発芽率が高いと言うことであった。種蒔きの名著ということで、藤田 雅矢氏のこの本を知り、早速入手してみたが、これがまたとてもいい本だった。 タネとは生命。生ゴミ処理機に入れても砕けないし、やっかいだなぁと思っていたが、この本を読んでからはがらりと方向転換した。今、我が家の冷蔵庫にはスイカ、モモ、プルーンのタネが来年の種蒔きの時期をまつべくひっそり保管されている。野菜や果物を買うときは種が取れるかどうかも重要な判断基準となっている。そんな風に変わる本、なかなかないと思う。
巻頭の写真も楽しいし、イラストも可愛くて、しかもすごくわかりやすくていい。