日曜日の空は (ハヤカワepiブック・プラネット)
Isla Morley 
かなりしんどい小説だった。アビーが娘を失って、その苦しみを「怒り」に変えて、周囲にいる優しい人々に容赦なくたたきつける姿は、もう本当に気の毒としか言いようがない。喪失が大きすぎて滅茶苦茶とも取れる行動をする辺りは本当にリアルで、心がひりひりする。そんな描写が全体の3/4くらい占めているので、とにかくつらい読書時間ではあったけど、退屈ではない。ラストで救われる気持ちがした。
人を裏切って傷つけて失った信頼はそうそう簡単には戻らないことまで含め、リアルな小説だった。時々思い返すに違いない。赦すことの重要さを知る。