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蜂の巣にキス(Kissing the Beehive)

蜂の巣にキス
ジョナサン・キャロル 浅羽 莢子:訳
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先日読んだ「木でできた海」がすっかり気に入ったので、クレインズ・ヴュー三部作の第一作から読むことにした。それがこの「蜂の巣にキス」。

もうとにかく面白くて面白くて......。ずーっとずーっと読んでいたい、読むのやめたくない、そんな感じであっという間に読み終えてしまった。この物語はミステリだった。犯人捜しと動機を知る旅といえる。けど、あちこちに張り巡らした(と思われる)伏線は拾い切れていないし、途中から犯人の目星はついちゃうし(あまりにも露骨だから)、ミステリーとして出来がいいとはお世辞にもいえない。けれど、登場人物が誰もが魅力的で、なによりクレインズ・ヴューがすばらしい。特別な場所じゃない、急行の止まらない寂れた郊外、だけどなんてこの町には魅力があるんだろう。ミステリとしては及第点は難しいけど(しかもあっけない幕切れ)、大ラスの最後の最後のやりとりはすっごく好き。

ジョナサン・キャロル、すっかりはまったー。

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2009年10月 6日 23:27に投稿されたエントリーのページです。

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