熱帯雨林の彼方へ (ライターズX)
Karen Tei Yamashita 
「ヴォネガットファンなら好きじゃないかな」と聞いては黙っておれず、探してみたけど絶版で、古本も6,000円とかするのでギブアップして、横浜市の図書館で借りた一冊。
ほんとにすごくすごく楽しくて、ペーソスにあふれてて、ほろっと来て、はちゃめちゃな小説だった。小さな一つの出来事が雪だるま式にふくれあがって思いがけない方向に暴走する展開も楽しい。ベースにあるのは環境破壊への警鐘だったりするけど、とにかく粋な小説だ。登場人物もちょっと......いや、かなり変。行動もちょっとずれてるけど、ひたむきで愛すべき人間達が織りなすドタバタ劇、そしてほろ苦いラスト。リベルテ、エガリテ、フラタニテ。これホントに復刊してください!!
いつか永久保存したいと思った。別れを惜しみつつ、図書館に返した。