NOVA 1---書き下ろし日本SFコレクション)
大森 望 : 編

今一番イキのいいSF作家を知るならこの本だろう。その一方で、SFという裾野の広いジャンルにあっては、 どうしても読者にとって受け付けない作風もあるのは悩ましいところ。個人的な問題で、スペースオペラと戦隊モノ(と、ついでにヒロイックファンタジー)が苦手なので(この3つが苦手でよくSFファンを名乗れるなぁワタシ……)収録作の1/3が受け付けませんでした。あと、スプラッタ系も苦手で……。と、1冊のアンソロジーでここまでヴァラエティに富んだ本も珍しいのではないかと思うが、現状のSF界はここまで豊かである、ということだろうと思う。2冊目以降、この混沌ぶり(と言っていいのかな。わたしにはそう取れたので)がどういった編集方針を辿ってゆくのか、注目したい。期待しています。
「エンゼルフレン チ」を読んだとき、ああこれはカフェで(モチロンできればミスドで)読んだらステキだろうなと思ったが、「隣人」にさしかかったら本を閉じてカフェを出た 方がいいと思った。