第2巻。有名どころでは「キヤラコさん」と「顎十郎捕物帖」が収録されている。
誰からも好かれるキャラコさんだが、それ故妬まれ嫉まれ苦労している。健全なキャラコさんと取り巻く環境の不条理さとのコントラストがすばらしいし、ただの健全婦女子モノでは納まらない。
一方の顎十郎は安楽椅子探偵と言っていい。後半に行くほど謎解きが雑になり、ちょっと残念であったが、非常に楽しいシリーズで、人気が出たのもうなずける。ライバル同心にあたる藤波が非常にいい味を出している。ところでわたしは、「けぶ」という言葉をこの本で初めて知った。 これまで知らなかったとはけぶだの。
