デス博士の島その他の物語(The island of doctor Death and other stories and other stories)
デス博士の島その他の物語 (未来の文学)
ジーン ウルフ :著 /浅倉久志・伊藤典夫・柳下毅一郎:訳 
読み終えるのに、えらく時間がかかった一冊。
普段の3倍近くかかった気がする。
なんといっても、飛ばし読みができない内容だし。
ささいなエピソードも、もしかしてなにかの複線ではないかと勘ぐってしまう。
実際そうだった。
一回読んだだけでは、おそらくわからない...らしい。
けど、その一回すら乗り越えるのは容易ではない。
ごりごりと、とにかくページを繰り続けるうち、
だんだんウルフの描く世界に浸ることが気持ちよくなった。
構成も秀逸だったと思う。
不可思議な余韻を残す「アメリカの七夜」のあと、
慈愛に満ちた「眼閃の奇蹟」で締めたのはよかった。
島3部作(そしてオマケつき!)も堪能した。
うん、「堪能した」というにふさわしい一冊かも知れない。
それにしても、大変な本だったなぁ。
(以下、ネタバレあります)
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