チャンピオンたちの朝食(Breakfast of Champions)

→「スローターハウス5」の後に書かれた1973年の作品である。
この作品には、魅力的なヴォネガットの自筆イラストが多数収められている。
そして、段落の前には「→」がつけられている。
→「人生は危険だよ、それは知ってる。それに、苦しみもいっぱいある。
だからといって、まじめなもんだとは限らんよ」
など等、キルゴア・トラウトの名言が多数収められている。
トラウトの短編小説のあらすじも、たんと収められている。
召し上がれ!
→化学物質のせいで狂っているのは、ドウェイン・フーヴァーに限ったことではない。
→感想の書きにくい作品である。わたしの知る限りでは。
「スローターハウス5」とはもともとひとつだった、という解説には納得がいく。
そういう話だ。その他いろいろ。
→解説の浅倉久志さんが粋である。彼は素晴らしい翻訳者だと思う。
1930年生まれの彼は、今年でもう77。はてなには「相当の高齢」と書いてあった。
言いえて妙である。
ただ、ヴォネガットの最後のエッセイ「A man without a country」が
浅倉さんでないことが、本音を言うと寂しい。
ラストまで浅倉節で行って欲しかった。
今、翻訳している人には申し訳ないが、許して欲しい。
それが読者のわがままというものだ。
...「チャンピオンたちの朝食」風(?)にまとめてみました。
ちなみに、現時点で、ハヤカワは絶版扱いのようです。
なんということ! 翻訳権を独占しながら!
しかも、ブルース・ウィリスによって映画にもなった作品だというのに!
(映画について語る気力は持ち合わせてないです。原作とは別物として楽しまれたし)
そんな事情なので、古本で求めるしかありません。
が、その価格がかなり流動的なので、リンクをふたつ紹介しておきます。
これから欲しいなと思う方は、適切と思われる価格のものをお求めください。
1,000円くらいで収まりますように。
(追記:2007年秋に文庫版復刊されました)

チャンピオンたちの朝食 (1984年)
カート・ヴォネガット・ジュニア:著 / 浅倉 久志:訳 
※ハードカバーのリンク。ユーズドには文庫と思われるものも入ってくるようです。
チャンピオンたちの朝食
カート・ヴォネガット・ジュニア:著 / 浅倉 久志 :訳
※こちらは文庫のリンクです。
追記:2007年秋に復刊されました。めでたい!
Breakfast of Champions
Kurt Vonnegut 
これは原著。日本語版と見比べるとすごく楽しい。イラストの扱いがいいですよ。















