いさましいチビのトースター(The brave little toaster)
いさましいちびのトースター (ハヤカワ文庫SF)
トーマス・M. ディッシュ Thomas M. Disch 浅倉 久志
いさましいちびのトースター火星へ行く (ハヤカワ文庫SF)
トーマス・M. ディッシュ Thomas M. Disch 浅倉 久志
「いさましいチビのトースター」は正・続の2つが出ていて、いずれも文字も大きく、挿絵もふんだん。小学生からオススメの楽しい楽しいSF小説。作家のトマス・M・ディッシュ(この本ではトーマス)は、「アジアの岸辺」が国書刊行会から出ていて、それを読む前の予習のつもりで読了。いや、予習にはならないと思うけど、ずっと気になっていたからいい機会だし。
家電製品たちが、日ごろどんな風にすごしていて、どんな思いで人に奉仕してくれているかが描かれている。新製品に飛びつくのもいいけど、やっぱり愛着もって長く使っていきたいよね。そういえば、パソコンも新製品がほしいな~とか言うと、とたんに調子が悪くなる。褒めて使うのが大事。日本では昔から「万物に神宿る」って言うじゃない。
「火星に行く」のトースターたちの工夫っぷりはすばらしいの一言!よく行けましたね。楽しくも、ちょっとほろっときたりして。こういうお話、好きです。