<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<rss version="2.0">
<channel>
<title>うつつにぞ見る</title>
<link>http://www.youchan.com/blogs/</link>
<description>- YOUCHANの個人的な毎日 -</description>
<language>ja</language>
<copyright>Copyright 2008</copyright>
<lastBuildDate>Mon, 26 May 2008 21:10:06 +0900</lastBuildDate>
<generator>http://www.movabletype.org/?v=4.1</generator>
<docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 


<item>
<title>個展「第二文学山房  ゑいじうはSFでいっぱい」のお知らせ</title>
<description><![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
	えと。このエントリー、しばし一番上に表示してます。個展準備日記なんかも書いてますので、もしよければ読んでくださいねー。どんな題材をネタにしてるかもわかって楽しいかも？マニアックでゴメン......。<br />
</span>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
	<img style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" class="mt-image-center" src="http://www.youchan.com/blogs/images/2008_img/bungaku_dm_omote.jpg" alt="第二文学山房　ゑいじうはSFでいっぱい" height="593" width="400" />
</span>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
	<br />
</span>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
	<strong><font color="#ff0000">YOUCHAN個展　第二文学山房</font>　～ゑいじうはSFでいっぱい～</strong><br />
	（同時開催　<strong><font color="#ff0000">音楽山房</font>　～ゑいじうの１Fは音楽でいっぱい～</strong>）
	<p>
	<strong>会期　2008年5月26日（月）～31日（土）</strong><br />
	11：00～19：00（最終日は17：00まで）<br />
	<strong>オープニングパーティー　2008年5月26日（月）17：00～19：00</strong>
	</p>
	<p>
	<strong>会場　<a href="http://www.eijiu.net/" target="_self">Coffee&amp;Gallery　ゑいじう</a></strong><br />
	〒160-0007　東京都新宿区荒木町22-38<br />
	TEL:03-3356-0098<strong><br />
	交通</strong>　東京メトロ　丸の内線「四谷三丁目」2番出口より徒歩7分<br />
	都営新宿線「曙橋」A1出口より徒歩3分
	</p>
</span>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
</span><p>
</p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/dm_1.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/dm_1.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Mon, 26 May 2008 21:10:06 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備]ムーンライダーズ</title>
<description><![CDATA[今日は音楽山房、ということでムーンライダーズである。愛知の外れのいなか生まれ・いなか育ちのわたしにとっての、東京原風景はムーンライダーズの音楽だった。実際に上京してみて、その感覚は間違っていなかったことに気がついた。<br /><br />高層ビルばかりではない。建物は立ち並んでいる。蛍光灯の灯り。遠くに見えるのは工場か。サーチライト。夜中になっても真っ暗にならない空。そして、ひとり遠くを見つめるジャックの目にはなにが映っていたのだろう。ラジオ消して、土の中に埋めて、アンテナひとつ立てて、草の上で眠りたい。10代の心に刻み込まれた東京原野。孤独を叫ぶこともなく、都会を責めることもない。ただ自身の孤独と向き合う。痛いほどに自身の心にしっくりなじんだ。<br /><br />わたしがムーンライダーズを初めて聞いたのが「青空百景」だった。リアルタイムだったと思う。明るい曲調とは裏腹に、どこかタガの外れた世界観。40ダースの卵が四丁目の角の僕のベッドで待ってるって、なんだよこれ！　押し寄せてくるのはアナーキーな世界観だ。おかしい、こんな世界があったなんて知らなかった。どんどん惹かれていった。遡ってアルバムを聴くうち、新譜が出た。「アマチュア・アカデミー」というタイトルだった。<br /><br />当時はLPレコードだった。針を落とした瞬間、今までにない驚きに満たされた。かっこよすぎる！！！！　ライダーズに惹かれ、共感したけれど、この衝撃は初めてだった。何もかもをなぎ倒すパワー。カッコイイとはこういうことか！　YBJ、ああそうだ、YBJだ。YBJもジャックだ。が、ビルを見つめて待っているのもジャックだ。<br /><br />ということで、10代半ばのわたしが部屋に篭ってずっと聴いていた音楽へのささやかなオマージュを捧げた。2曲目の「30」を、もう10年前に迎えてしまったが、あれ以来もライダーズは、ときに有機的に、ときに無機的に変化と進化を繰り返しながら、今もわたしにとっての東京原野であり続ける。31年目。現在も継続している、恐るべきバンドである。<br />]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_516.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_516.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Thu, 08 May 2008 21:33:15 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備]ラファティ・スイッチ</title>
<description><![CDATA[ラファティとの出会いは結構長い。「九百人のお祖母さん」がそれで、15年以上になる。長いのだけれど、かなり長いブランクがあった。読んでも読んでもなぜか頭に入ってこない。どこが面白いのかがわからないうちに、ずーっと放置状態になっていた。そして度重なる引越しの途中で紛失した。古本屋さんに売ったかもしれない。廃品回収に出したかもしれない。<br /><br />ところが、ここ数年、ラファティの長編が出たりして、また気になってきた。今なら読めるかな、そう思ったが、時すでに遅し。「九百人のお祖母さん」はとっくの昔に絶版状態になっていた。ハヤカワで３冊目にでた「つぎの岩に続く」が１冊出ているきりで、この状況はなんだかおかしいと思うようになった。そう思った矢先のこと、神保町のとある古本屋さんで「九百人のお祖母さん」の上製本がお求めやすい価格で売られていた。本は出会ったときに買うのが正しい、ということで迷わず入手、表題作から読み始める。<br /><br />あれ？　面白い。<br /><br />結局、最後まで面白く読めた。が、なかなか難解だと思ったし、大方の評価にあるような「爆笑する」という感じはしなかった。シュールさを味わう感じじゃないのかなぁ、というのが感想だった。そして次に「どろぼう熊の惑星」に進んだ。うむ、こっちのほうが読みやすいかな。相変わらず、血は出てくるし、残酷な描写も多いなぁ、シュールだなぁ。<br /><br />......と思っていたのだが、途中で「かちっ」とスイッチが入った。ああ、そうか！　味わい方を掴んだ瞬間だった。ラファティ・スイッチが入った途端、面白いのレベルがぎゅーんと上がった。面白いのには代わりがないのだが、気がついてしまったのだ。スイッチが入ってよかったなぁ。<br /><br />というわけで、展示するイラストは、この「ほら吹きおじさん」の軽妙な語り口てんこ盛りな雰囲気を出すため、ペン画で描くことにした。グリム兄弟やアンデルセンと同じで、ラファティという作家の作品は、いつか伝承される類のものになるだろう。小鳥が千年に一回の割合で巨大な岩をつつきにくるペースで、大きな穴があく頃に。<br />]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_515.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_515.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Wed, 07 May 2008 18:08:50 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] 宇宙クジラとシャコの思い出</title>
<description><![CDATA[今回取り上げるSF小説の中で、最も心優しい短編集、「ジョナサンと宇宙クジラ」を描く。作者はロバート・フランクリン・ヤング。あたたかくて、優しい雰
囲気を大事にしたいなーと思い、ストレートな絵にしてみた。宇宙クジラは人間にたとえるなら17歳の少女である。そこを大事にしよう、と。<br /><br />ク
ジラを描く際には、NORIちゃんから細かなアドバイスをもらった。ちょっとイメージ検索してみよう、ということになり、詳細なクジラの資料を見つける。
ふむふむ、なるほど、目の位置はこうだし、尾っぽの形もひれの形も全然違うなぁ、と改めて感心。骨格標本まで載っており、このサイトはどこが運営してるん
だろうねぇ、と上位ページに移動してみたら......鯨肉を扱う通販ショップであった。<br /><br />余談ですが、わたくし、クジラを食べたことがない世代で
ある。竜田揚げとか給食に出たよー、なんていう同年代の友人も時々いるが、愛知県は（あるいは西尾市は？）クジラを給食には出さなかった。家でも食べる機
会はなかった。立地的に海が近いので、魚に困らなかったせいもあるのかなと思う。特に夏はキスとシャコばかり食べていた記憶がある。特に、東京に出てきてから食べた
シャコが、あまりにも水っぽくてマズイのに驚いた。シャコってーのはこんな味じゃない。ああ、懐かしいなぁ。<br /><br />と、話が大きく逸れたところで
話を戻すけど、「ジョナサンと宇宙クジラ」を電車で読んでるとき、涙が出て困ったことがあった。悲しくて泣くばかりが涙ではない。優しさに触れるときに
も、やはり人は涙するんだなぁ。SF初心者の方にも（ってわたしも十分初心者であるけれど）オススメの1冊。]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_514.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_514.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Tue, 06 May 2008 01:04:11 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>SFセミナーと「論争」と</title>
<description><![CDATA[状況をほとんど飲み込めていないまま、5月3日を迎えた。<a target="_self" href="http://www.sfseminar.org/">SFセミナー</a>である。歴史あるイベントらしいが、SFビギナーのわたしには、身の置き所がわからない。どうしようと戸惑っているうちに、あれよあれよと当日になったので、観念して（？）出かけた。<br /><br />「スペキュレイティブ･ジャパン始動」には大いに興味があったので、これは楽しく拝聴した。あっという間の1時間だった。そのあと、休憩。気心の知れた人同士が、ランチに出かけてゆく。私自身はどうしたもんかと、とりあえず外に出ると、物販のブースに見慣れた人が。<a target="_self" href="http://www.garamon.jp.org/">大橋さん</a>だった。<br /><br />あれー！大橋さ～～ん、と声をかける。今日はどんなことで？と出展の趣旨をお尋ねすると、同人誌の物販だったということだった。卓上には２，３冊。売れてるのかな。「個展のPRですか？」と逆に訊ねられるも、いや、どうしていいもんかわからなくて......とアウェーモード全開の状態でしどろもどろ。大橋さんには、いろいろとお世話になっているが、今回、私が巽先生から本を受け取ることになっているお話をしてあったので、「そういえば、巽先生には会えましたか？」と気遣ってくださる。「いえ、どうしたもんかと思って......」「あ、だったらスタッフの人に案内してもらったらいいですよ」と、すたすたとスタッフの方のほうへ。ああ、今回もまた大橋さんのお世話になってしまった。ありがとうございます、と告げるのが精一杯で、てんぱっていたわたしはスタッフの方に誘導していただいて、パネラー控え室に通していただく。<br /><br />わたしの姿を見つけた巽先生は、「お約束の本ね、はい、これ！」と、鞄から出してくださった。何の本かというと、<a target="_self" href="http://www.youchan.com/blogs/2007/08/post_479.html">昨年のワールドコンで、わたしの目前で売り切れたいわくつきのもの。</a>巽先生がずっとこのことを気にかけてくださったそうで、「あのあと、サイン本をまた何冊か作ったんですよ。あなたの分は、取り除けておきますから、機会のあるときにお渡しします」と、先日某パーティー（これも先述の大橋さんに連れて行ってもらったもの）で再会した巽先生からお聞きしたときは本当に驚いた。<br /><br />最初、「郵送しましょうか」とおっしゃってくださったが、それでは申し訳ないような気がして返事に窮していると、「あ、そういえば5月にSFセミナーがありますから、そのときでいい？」とご提案いただき、はい、ぜひ出席します！とお約束していたのだ。それで、わざわざお持ちいただいたのであった。（ちなみに、ワールドコンで「ああ、かわいそうに」とわざわざ別のご本を下さった荒巻先生は「そんなことあったっけ？全然覚えてないなー」とのことだった。そういうものだ）<br /><br />その後、パネラーの皆様プラス数人のランチに同行させていただき、ものすごい方々との食事に緊張してあまり味がわからない。それにしても、なんておもしろい人の集まりなんだろうと感嘆する。異業種の人たちというのは、本当に面白い。それにしても、SF界の巨匠・大物勢ぞろい。こういう緊張感も、また楽しいもの（後から思えば）。<br /><br />]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/sf_2.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/sf_2.html</guid>
<category>日常</category>
<pubDate>Sun, 04 May 2008 22:08:35 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] 線画作品</title>
<description><![CDATA[<p>世間は大型連休、わたしは個展の準備と連休明けの仕事。働く皆様、もう孤独じゃない！</p><p>うっかり記録を忘れていたが、今回は線画作品も数点展示する。ひとつは、A0サイズと巨大なタペストリーで、テーマにしたのは「グラックの卵」。浅倉久志監修の「ユーモアSF短編集」で、これがまたすこぶる面白い。そこで、収録されている短編を一大絵巻物よろしく、スラップスティックに表現してみたが、これは線画が良く似合う。左から「見よ、かの巨鳥を」右にいくに従い、収録順に作品が進み、一番右端はお色気たっぷりの「グラックの卵」で締める。これは、階段の壁面に吊り下げることになっているので、階段を上りながら見ていただくもよし、二階から全体を眺めていただくもよし。</p><p>それから、あと2点線画を描いたが、こちらは「音楽山房」。先日、引退騒動まで出て大騒ぎになった（しかもガセだったというお粗末なオチ）フィル・コリンズの「Can't stop loving you」とスケッチ･ショウの「ekot」。この両者、音楽の方向性も全く違うが、前者はオーガニックな手触りが良く似合うことから、後者は無駄のないラインが良く似合うことから線画で表現することになった。<br /></p><p>「Can't stop loving you」は、CDを聞いて泣いた。「Testify」がメチャクチャ気に入ったわたしは、「このアルバムはあなたの作品の中でナンバーワンだ！」と勢いファンレター（ハガキ）をフィルの所属しているレコード会社（アメリカ）に出した。そしたら、フィルの事務所（イギリス）からサイン入りの写真が送られてきた。これにはビックリしたなー。みんなもっと「Testify」を聴いたほうがいいよ。ああいう進化が、わたしは好きだ。</p><p>「ekot」は、YMOからずーと聞き続けてきた彼らが、こんなものを作ってしまったのか！とその変貌に驚き、感激した曲だった。過去の栄光に引きずられるどころか、どんどん新しい方向を見つけては進んで行き、しかもその時代の息吹に呼応しているとすら思った。ずっと聞いてきてよかったと思う。特にユキヒロは、今が一番いいような感じがする。<br /></p><p>「音楽山房」は、自分の精神的なルーツになるものをピックアップしているため、セレクションがどこかちぐはぐな印象を受けるかもしれない。展示スペースの都合もあり、あれもこれも盛り込めなかったせいもある。が、わたしが個人的に受けた影響を、その1枚1枚に込められたら、と思う。アーティストたちへのささやかな恩返しの気持ち（届くとか届かないとかは別にして）で描いている。</p><p>ということで、さて。ムーンライダーズである。わたしの中の「東京」の原風景は、ムーンライダーズのサウンドと共にあったし、それは今も変わらない。どうするかなー。現在思案中。<br /></p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_513.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_513.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Fri, 02 May 2008 18:53:14 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[ 個展準備 ] シジジイ</title>
<description><![CDATA[<a target="_self" href="http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_510.html">前の前のエントリー</a>でさんざん手こずったとぼやいていたスタージョン。どうしたものかと思い、「めぐりあい」をチョイスすることにした。非現実と現実の混在具合といい、ダンディな雰囲気もスタージョンらしいと思うし、なによりもシジジイだし。<br /><br />シジジイとは「単為生殖とかその他ある種の下等なタイプの生殖作用に付随して起こる現象の一種」だそうだ。なんのことやら。しかしながら、スタージョンはシジジイがとてもお気に入りで、「めぐりあい」の他にも、「反対側のセックス」にもシジジイが出てくる。また、スタージョンはおそらく音楽がとても好きだったのではないかと思う。「めぐりあい」の主人公は、作曲家でもあるし、「死ね、名演奏家、死ね」では、スタージョンの音楽趣味がどっさり盛り込まれている。<br /><br />ということで、そんな要素を盛り込んだ絵にしてみた。タテ位置で描いているのだけれど、描いている本人がなんだか横位置のような錯覚に陥る。ラフでとても苦労した分、作画は早かった。なんだか変な絵になったし、イメージが違うといわれるかもしれないが、これもひとつのスタージョンかと。スタージョン本人も言っている、「常に絶対的にそうであるものは、存在しない」と。（スタージョンの法則）]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_512.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_512.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Fri, 02 May 2008 00:20:54 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] そして赤い薔薇一輪を忘れずに</title>
<description><![CDATA[アヴラム・デイヴィッドスン。こりゃまた何と表現したらいいか、一言では表しにくい作家である。洗練されていて、エキゾチックな香りもして、都会的でもあり、センチメンタルでいながら、ミステリアス。といっても先述のスタージョンとは全然違う。短編作家って奥が深いなぁ。<br /><br />ところが、デイヴィッドスンに関しては、ラフはスタージョンほど手こずらなかった。その理由はわからないのだけれど、「そして赤い薔薇一輪を忘れずに」がイマジネーションを強くかきたてたせいもあるかもしれない。個人的には成長一筋の「ナイルの水源」が大好きで、これを描く予定でいたのだが、再読してみて、この小品にやられてしまった！　それにしても、短編集表題作の「どんがらがん」では描かなかったなぁ。こんなんでいいのかしら。ま、いっかー。個展だし。<br /><br />ところで、今回のこの作品では、線画といつものペインティングを組み合わせた実験をした。この実験は、先日描いた「アイランド博士の死」（デス博士の島その他の物語）でも試みたが、今回はもっとコミットした感じになった。どうぞお楽しみに！<br /><br />ということで、いよいよ5月。ぎりぎりだなーこりゃ......。やばいです。<br />]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_511.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/05/post_511.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Thu, 01 May 2008 00:58:52 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] 夏への扉、開け放とう</title>
<description><![CDATA[いわずと知れた超名作、「夏への扉」を描く。個人的タイムトラベルモノ第二弾。あの表紙があまりにも有名なので、こういうのは本当はやりにくい。なのだけれど、あえて、嗚呼、あえてチャレンジしてみる無謀なワタシ。<br /><br />リッキイ・ティッキイ・テイヴィーの愛らしさにスポットを当て、もしもティーンネイジャーの人たちが読むならこんな表紙はどうだろうと想定し、がらりとイメージの異なるポップなイラストに仕立ててみた。これはカワイイ。ピートもいます。ヌーディストの人もいるけど。<br /><br />進んでるんだか進んでないんだか、わからないながらも、1点ずつ作品が出来てゆく。じりじりと。そして、タペストリーキットが届き、大判出力が上がって来、マットが出来上がり発送完了メールが届き、DMも足らなくなってきた。外堀からどんどん埋まっていく。ということで、フライヤーを追加で作る。手紙でご案内を出す方用のもの。文字や地図もDMよりも大きめ、今回描いた絵も数点追加で入れた。あとは作品を描くだけ。描いて描いて描きまくれ、ギャラリーを埋め尽くせ。（下図がフライヤーです。ポップアップで大きい画像が表示します）<br /><br /><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.youchan.com/blogs/images/2008_img/flyer_bungaku2_sample.html" onclick="window.open('http://www.youchan.com/blogs/images/2008_img/flyer_bungaku2_sample.html','popup','width=843,height=596,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.youchan.com/blogs/images/2008_img/flyer_bungaku2_sample-thumb-421x297.jpg" alt="フライヤー" class="mt-image-center" style="margin: 0pt auto 20px; text-align: center; display: block;" height="297" width="421" /></a></span><p>それにしても、思った以上に、シオドア･スタージョンに手こずる。スタージョンは短編がやはりいい。ということで、名作「一角獣・多角獣」をセレクトするも、そのうちの1篇をチョイスしてしまうと、ファンタジーに寄り過ぎたり、ホラーに寄り過ぎたりする。一貫したスタイルを持っていながら、こういうことが起きる点において、今回ではスタージョンが一番大変だと思った。</p><p>孤独で、残酷ながら、優しさもある。都会的でありながら、オーガニックな手触りもある。ミステリの要素もありながら、SFの要素も当然ふんだんにある。毎晩毎晩、50枚以上のラフを描き続け、先日ようやく決着をつけた。まだラフの段階でこうだもの、困ったもの。これが仕事だったら、とうの昔に締め切りが過ぎていたことだろう。</p><p>スタージョン、恐るべし。<br /></p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_510.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_510.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Tue, 29 Apr 2008 20:48:41 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>長野で起こったこと</title>
<description><![CDATA[<p>
昨日の聖火リレーで起きた一連の「騒動」は、TVを観ているだけでは、まるでチベットサポーターが聖火リレーを妨害しているとしか見えませんでしたが、それ以上に不思議だったのが、ここは日本なの？なぜ真っ赤な旗ばかりなの？ということでした。
</p>
<p>
まず断っておきますが、わたしは反中ではありません。中国人の友人もいます。中華料理も好きです。中国と日本は、経済的にも相互助け合っているパートナーであるべきだと信じています。
</p>
<p>
それから、反五輪でもありません。北京五輪のために、どれだけの労苦を選手が積み重ねてきたことか。それとこれとは別物です。別物ですが、このタイミングでチベット問題が浮き彫りになったのは、それだけ中国に世界の注目が集まっているからに他なりません。わたしの中では「切り離して考えたい」のですが、キレイごとでは済まされない状況である、ということも承知しています。
</p>
<p>
話がそれましたが、わたしは、中国政府に、民族浄化を辞めてほしい、信仰の自由を認めるべきだと思っているだけです。情報操作をしている中国の政府に憤りをも感じていました。
</p>
<p>
ところが、それと変わらない、いえ、ヘタしたらそれ以上に日本がひどい状態だということを、mixiのある方の日記から知ることが出来ました。mixiでは動画もあがっていました。日本のマスコミは、日本の警察は、日本人の尊厳を踏みにじっていることがわかります。長文ですが、ご一読ください。</p><p><br />
</p>
]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_509.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_509.html</guid>
<category>キモチのこと</category>
<pubDate>Sun, 27 Apr 2008 14:08:28 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] タイムトラベル3本立て</title>
<description><![CDATA[<p>個人的なセレクションで、タイムトラベルモノを3本ピックアップした。ハインライン「夏への扉」、広瀬正「マイナス・ゼロ」、コニー・ウィリス「犬は勘定に入れません」である。わたしはタイムトラベルモノが好きなんだなぁとよくわかった。夢ですな。ロマンですな。</p><p>この3本にしたのは、「マイナス・ゼロ」と引き合いに出されるのが「夏への扉」なのだけれど、個人的には「犬は勘定に入れません」のほうがあってるような気がしたから。「マイナス・ゼロ」と「犬勘定」の大きな類似点は、推理小説の筆致を持っている点だと個人的には思っている。発表年が「夏への扉」「マイナス・ゼロ」と、「犬勘定」とでは隔たりが大きすぎるので、引き合いに出されることは難しいと思うけど、あくまでも個人的な線ということで。他にもタイムトラベル小説はもっとたくさんあるだろうし。</p><p>ということで、本日は「マイナス・ゼロ」を描く。空襲のシーンを構図に取り入れる際、内田百間の「東京焼尽」（※「尽」は旧漢字）の空爆の描写に、飛行機の腹がいもりのように不気味に赤く見えた、とあったのを思い出し、少し取り入れてみた。今回の展示で百間先生の名前が出てこようとは誰も思うまい。ふふ。（ってこれ以上は出ませんが）<br /></p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/_3.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/_3.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Fri, 25 Apr 2008 22:11:57 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] 気づけないはずの出来事を</title>
<description><![CDATA[<p>今日は「音楽山房」。ということで、コンサートで大泣きしてしまった吉田美奈子「KEY」より「Graces」をピックアップした。</p><p>曲もすばらしいが、歌詞がこれまた抜きん出ている。今日よりも明日を愛そう、そう歌う。ただの励ましではなく、傷ついている心、時々の悲しみに嘆くとき......四季は繰り返しやってくるけど、永遠の愛なんてあるのかな......生きる喜びも悲しみも苦しみもすべてを包括し、季節が巡る不思議と絡める歌。現実を直視し、それでも人生はすばらしいと謳歌する。</p><p>KEYコンサートツアーのときだから、もう10年以上経つが、彼女の歌声はわたしの心をわしづかみにして、そして言葉どおり、わたしを泣かせた。周囲のひとも何人か泣いていた。歌詞の力、曲の美しさに加え、彼女の歌声だ。声の力だ。</p><p>今なおこの曲をCDで聴くたび、わたしは涙腺が熱くなるし、あのときの気持ちを思い出す。深い深い慈愛に満ちた感動だった。そんな音楽を贈ってくれた彼女への、わたしなりの感謝の気持ちを込めて、絵に託してみた。</p><p>「気づけないはずの出来事を　素敵だと思える街のGrace」</p><p>そのGraceこそが、あの日の渋谷公会堂での歌声だったと、今もそう思っている。<br /></p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_508.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_508.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Thu, 24 Apr 2008 00:33:40 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] アンドロイドはブレードランナーの夢を見るか？</title>
<description><![CDATA[<p>昨年、「ブレードランナー」のディレクターズカット最終版（だっけ？）の上映があり、ブレラン好きとしてはこれは抑えておかねば！と、NORIと二人で新宿の映画館に向かった。とにかく音がすばらしく、ストーリーは何度も見てるから目新しさはないけれど、ともかくあんなに雨が降ってたっけ！？と改めて驚いた。映画館を出ても、「ああ、そういえば外は雨だっけ」と錯覚を起こしたほどだ。そして、エスカレーターを降りるときに一望した新宿の夜景ときたら！　まさにブレランの世界観そのものだった。雨が降っていればカンペキだったろう。</p>ただし、原作のP.K.ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか？」の世界観は真逆だ。雨なんか一滴たりとも降らない。どちらかといえば、放射能をたっぷり含んだ砂塵吹きすさぶ、廃ビルだらけの世界。乾いているのだ。リドリー・スコットが、この物語を映画化する際に取った意訳が、どれだけ思い切ったものか。それに、すばらしい世界観だった。そこには敬意を表したいと思うと同時に、やっぱ違うよね、という思いもあり、原作に沿ったビジュアルを心がけてみた。<br /><br />生きている動物を飼うことがステイタスで、地位の象徴でもあった地球。賞金稼ぎをして、その大金で動物を買う「原作のリック・デッカード」は、映画よりももっともっと人間臭い。全然かっこいくはない。だから、かっこいい絵にはしなかった。これも一つの世界観だと思う。ディックが織り込んだ、心象世界の描写には、わたしは触れなかったが、そこに着目し、表現したオリジナル文庫版の表紙を手がけたイラストレーターさんの手腕にも改めて敬意を表したいと思う。<br /><br />]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_507.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_507.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Tue, 22 Apr 2008 21:11:29 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] デス博士の島</title>
<description><![CDATA[<p>ジーン・ウルフの「デス博士の島その他の物語」を描く。</p>

<p>「death」と「doctor」と「island」の3つの単語から成り立つ、言葉遊びのようなタイトルの不思議な短編たち。その中の「アイランド博士の死」に、島と海と宇宙が交錯する描写があって、それがとてもとても美しいと思った。こういう不条理な描写って、奇想好きにはたまらない。ウルフの世界観にどこまで近づけたかはわからないけれど、今回はこれをモチーフとした。ミステリーとしても読め、解釈が幾通りも思いつき、議論が活発だったのは「アメリカの七夜」だったけど、イメージとしては、やっぱ「デス博士」シリーズかと。</p><p>また、線画と従来のカラー画との技法を組み合わせる、といった、個人的な冒険をした作品でもある。展示では、「表面化するテーマ」と、「内的なテーマ」、そして「表現技法」の３つのテーマが常にある。さらにトータルで世界観が形作れるかどうか、などなど。うーん、個展はエネルギーが要るなぁとつくづく思う。</p><p>と同時に、わたしはこんなにも小説が好きだったのかと、少々自分でも呆れている。毎晩、寝る頃には消耗しきって、本すらまともに読めないほど眠気に襲われている。そのくせして、気持ちだけはブルブルと高ぶっている。今回の個展のモチーフにしたい本をまだ読んでいる。2冊平行、全然進まない。電車に乗ってもスグに爆睡。全然ページが進まない、これはこれで困っておりやす。むぅー。</p><p>あ、仕事もちゃんとやってますのでご心配なさらないでください＞クライアント各氏<br /></p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_506.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_506.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Fri, 18 Apr 2008 19:32:16 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>[個展準備] ディレイニー</title>
<description><![CDATA[<p>無謀だと思った。「アインシュタイン交点」を絵にすることは。第一、曖昧模糊としていて理解できなかった。なのに、目まぐるしい色彩と造形の洪水が、行間から押し寄せてきたから、仕方がないじゃないか。その第一印象を絵に描いておくことは悪いことじゃない。いいかもしれない、と決意した（って大げさな）。</p>

<p>まずは、もともとのタイトル「A Fabulous, Formless Darkness（摩訶不思議な混沌とした暗闇）」という言葉に惹かれた。そして、冒頭のフィネガンズ・ウェイク、これにもう打ちのめされた。「あたりが暗くなる、（色が衰え/沈々と静まり）......」これだけが動機だ。ということで、「スローターハウス5」と「グラックの卵」の次に描いたのは「アインシュタイン交点」でした。</p>

<p>ところが、描き上がって気がついた。訳者あとがきで、伊藤さんが「前回読んだ印象では、音楽を奏でる剣やら、ドラゴンやら、食肉花やら、SFというより安っぽいヒロイック・ファンタジィと見まがうような物語。ところがその背後に、これほどたくさんの意味と緊密なロジックが潜んでいたとは...」云々と書くくだりがあった。......音楽を奏でる剣やら、ドラゴンやら、食肉花やらって、や......やばい、そのまんまだよおいら！</p>

<p>ということで、個展までひと月半ありますが、先に謝っておきます。読み込んでから、また描いてみます。「スローターハウス5」のように。何年もかかって完成するのかもしれない。第一歩の「アインシュタイン交点」、個展会場でお披露目いたします。</p>]]></description>
<link>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_505.html</link>
<guid>http://www.youchan.com/blogs/2008/04/post_505.html</guid>
<category>koten</category>
<pubDate>Wed, 16 Apr 2008 16:10:27 +0900</pubDate>
</item>


</channel>
</rss>