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2007年12月31日
今年を振り返って
大みそかです。今年一番のできごとは、なんといってもヴォネガット逝去でしょう、わたし的に。つらいときにヴォネガットを読めば結構ダイジョウブになる。わたしにとってヴォネガットは特別な作家で、ファンレターを一度出してみたいと思いつつ、なんとなくモジモジ躊躇していたら、ああ、死んじゃったよ! 死んだらどうしようもないじゃないかー!そこで、わたしはヴォネガットを読み返してみた。ところが、一度は読んだことのある話のはずなのに、「わたしはいったいどこをどう読んでいたのだろう」状態だった。これまで何回も読んだ「スローターハウス5」でもその感覚があった。わたしは、ヴォネガットの本を持っているコレクターであって、読者ではなかったのだ。今年になって、ようやく読者になれたと思う。人の死から得るものもある。また、これが契機になって、SFを読みまくることになった。シオドア・スタージョン、ジーン・ウルフ、コニー・ウィリスは大きな収穫だったし、改めてヴォネガットはやっぱSFなんだなと思った。スタージョンがSFって言うなら間違いない。
趣味以外では、今年の大きな動きは、企業カレンダー2社採用かな。あいおい損保と阪神高速。片や卓上カレンダーで、片や大判壁掛けカレンダー。しかも、同じエージェントさんなんだけど、まさか2社取れるとは! ありがたいなぁと思った。なによりも実績になります。カレンダー以外にもいろいろ描かせていただいて、ご依頼くださったみなさま、本当に感謝です。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
今年は、グループ展への参加があまりない年だった。というのも、来年に個展を控えているから。来年の個展は「第二文学山房」で、テーマはSFにすることにした。そろそろ描き始めないと間に合わないぞぉー。きゃー。
と言う感じでした。来年も、趣味と仕事を大切にしていきたいとおもいます。どうぞよいお年をお迎えください。
投稿者 YOUCHAN : 20:05 | コメント (2)
2007年12月26日
来年のトゴルカレンダー

今年はあまりにも激務だったため、作れませんでした。
が、それでは毎年使ってくださっている方に本当に申し訳が立ちませぬ。
ということで、トゴルのカレンダーは2008年2月始まり、という
超イレギュラーな形をとることにします。
2007年版は、幸いなことに、2008年1月まであるので、それを活用します。
毎年使ってくださっている方には、切れ目なくご利用いただけると思います。
2009年版は、1月始まりで作りますので、2008年版はご容赦ください。
画像などは、追々アップいたしますので、しばしお待ちください!
目下、カレンダー制作中です。
投稿者 YOUCHAN : 14:34 | コメント (0)
2007年12月18日
カラオケえほん、でた!

わたくしの担当は、表紙と「たのしいひなまつり」「むすんでひらいて」「おもちゃのチャチャチャ」「しゃぼんだま」そして「ゆ りかごのうた」の5曲。よろしくねっ!
投稿者 YOUCHAN : 19:07 | コメント (0)
2007年12月17日
1年ぶりの歯医者

そして、その後、1年放ったらかしにしていた歯医者へ。 1年前に、検診に行って、虫歯はないですね~、歯石取っておきましょうね、 と言われて、安心したのか、行くのをずっと忘れてた。 もしかしたら虫歯になってるかもしれない!と思い先日予約を取り直した。 1年経って、今日も虫歯ゼロ(おおー!) 。ただ、歯を食いしばりすぎるらしく、左右の奥歯に圧がかかりすぎていて 、ひびの入っている歯が2本もあった。知らなんだ。
ということで、今日は歯の左側の補強をしてもらう。次回は右側、で、多分あと更に2回、歯石を取ってもらうと思う。院長から「ハブラシはやわらかいものを使いましょう」と 注意書きの紙を渡されて帰路についた。
投稿者 YOUCHAN : 23:23 | コメント (0)
2007年12月16日
キャスティング
シンプソンズ・ザ・ムービーのキャスティングが、TV版のオリジナルではなく、タレント起用になったことはファンの間で大問題となり、「声優変更を考える会」まで発足した経緯はご存知だろうか。シンプソンズといえば、CCレモンのCM。大平透の「ドゥ~!」がものすごくツボで、一時期、ことあるごとに「ドゥ~!」を連呼したことがあった。が、ケーブルTVが見れないので、わたしはシンプソンズを観たことがない。ないのだけど、あまりにもあのCMのインパクトがすごかった。日本のシンプソンズファンはどちらかといえば熱狂的な人が多いように思われる。地上波でやってくれればなぁ~。DVDボックスも出てるみたいです。この声優問題については、わたしは直接はあまり知らなかったのだが、友人がその運動に深く関わっていることもあり、その経緯を友人の話や会のブログを通じて知り、非常に驚いた。シンプソンズファンの力というのはすごいもので、FOXサイドは、DVDにはオリジナルキャスト版を収録すると約束をした。また、FOXサイドのみならず、今回の声優交代劇をうけて、「今後はホーマー役を一切やらない」と激怒していた大平透をも動かした。シンプソンズファンがこんなにたくさんいることや、「ホーマーといえば大平透」を熱望している人がたくさんいる事実を、大平透ご自身がほとんどはじめて実感されたらしい。こういう事実にもわたしは驚いた。その声が届いたことは、今回の騒動の唯一の(しかしながら、たいへん大きな)収穫ではないかと思う。
この騒動を知って思い出すのは、ヴォネガットの「国のない男」の翻訳が浅倉久志さんではなく(伊藤典夫さんでもなく)、金原瑞人さんである事実だった。ヴォネガットといえば浅倉・伊藤両氏だと思っていた。が、当たり前だと思っていたら、それは違っていた。編集者の「従来路線を打ち破る」方針で、浅倉・伊藤ラインはパスされた格好になり、私自身はものすごいショックを受けた。従来路線を打ち破ったため、いつものヴォネガット節ではなく、個人的な本音を言えば納得できないものであった。
ただ、「国のない男」は、売れまくっている。ハヤカワだったらこうはいかなかったんじゃないだろうか。今日、書店で「国のない男」の奥付を見たら、なんと6刷りだった。20年以上ヴォネガットを読んでいるが、ヴォネガット本がこんなに長い間、平積みになっている状態を、わたしは見たことがない。何が違うのだろうか。
それは、「国のない男」がいい本だからだ。内容はモチロンだが、それだけではない。編集者の気遣いが、隅々にまで行き渡っている、いい本だからだ。そう思う。手に取ったときの重さや大きさもいい。字の大きさもいい。本当に、とてもいい本だと思う。こんな風に大切に作られている本ってあまり出会えない。そこが消費者の心の奥底に訴えてくるのだと思う。
ある日、友人から「このまえ、タイトルを忘れちゃったけど、太田光の推薦文が帯に書いてあるヴォネガットを読んだよ。初めてだったけど、凄く面白かった」とメールが来た。「その本のタイトルは「国のない男」だよ~。大切に作られてる、いい本だよね」と返事をすると、「ああ、よかった!いい本だったんだ」とさらにお返事をいただいた。そして、ヴォネガットに興味を持ってもらった。次に読むなら、これこれがいいよ。楽しんでね。そう伝えることができた。
キャスティングについてはいろんな思惑があるし、古参のファンにはいつも享受されている環境がいつまでも保障されているなんてことはありえない。けれど、古参のファンがとる行動のために、「騒動の蚊帳の外の人」にとって、近寄りがたいものにすることは、誰のためにもならないと思う。事情があって、想像し得なかったキャスティングとなってしまったとしても、それまで仕事をしてきたベテランの味は落ちることは絶対にない。また、新キャストだってきっといい仕事をするはずだ(と思う)。もちろん、誠意のない仕打ちをする人もあるだろう。特に、今回のシンプソンズの所ジョージの発言については、ろくな評判を聞かない。が、いい仕事にしようと奔走している人は必ずいる。
いい仕事には敬意を払いたい。それが、味方を増やす近道なのだと思う。
投稿者 YOUCHAN : 21:44 | コメント (0)
2007年12月15日
覚書いろいろ
某所で書き散らした覚書をまとめて。怖さ
友人曰く「絵描き友達って、実は片一方でおっかない」なになに と言う なになにいやもう、 ホントそのとおりで。
逆に、怖さの感じない人じゃないと、意気投合もできないし、本気でやりあうことも難しい。わたしにとって「怖い人」とは、基本的に他人にはとても優 しく、暖かい。相手をやり込めようとはしない。しかし、提示する一篇の作品なり成果なりに気迫がみなぎって、絶句せざるを得ない。
それが「怖い人」。そして、「敬愛する人」。e-spaceにはそんな人が多い。 ありがたいなぁ、と思う。
何のことだかわからんなー。よく電車の吊り広告で見かける、たとえば、「田園都市という生き方」とか「田舎暮らしという贅沢」のような、つまり「○○する という○○」など、この手の言い回しがとても苦手なのだ。これって「in the name of love」(愛という名の下に)あたりが元ネタなんじゃなかろうか、と気がついた。stop in the name of loveは名曲だけど...ってまた脱線した。まぁいいや。異を唱える
異を唱えることが不快だったら、たぶん世の中の大概の揉め事は起きないと、ふと思った。人をやりこめることは一種の快感なんだ、狩猟時代からの遺物のひとつだろう。これは一種の残虐性。ピース。
投稿者 YOUCHAN : 17:20 | コメント (0)
2007年12月10日
イチョウざくざく

ウチの近所の通りはイチョウの葉っぱがものすごい勢いで散ってます。
ってイチョウの絵じゃないし!
投稿者 YOUCHAN : 22:40 | コメント (0)
にゃー!

mixiのラクガキ機能で描いた絵です。うう、ラクガキの域を出てませんな...。
あ! 今日からなるべく日記をUPしようと思います。
投稿者 YOUCHAN : 22:36 | コメント (0)
2007年12月 9日
もう師走!
12月ですね。はっやーい!なんだかあんまりここの日記を更新してなくてスミマセン。来年はもう少し書こうと思うです。
ところで、榊。1日と15日を逃すと買えない。1日を逃したため、ウチの神棚の榊がかなりピンチ。
15日を逃したら、年末は入手困難なので、なんとしてもゲットしなくては...。
数日前から風邪っぽくて、木曜日に一日倒れて何とか復活。
やばいなーと思ったら、休まないといかんですね。
そんな師走。ラ、ラフ描か