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2010年1月26日

物語が、歌い出す

第三文学山房

来る5月に、2年に一度の個展を開催します。「文学山房」もおかげさまで3回目。開催場所は毎度おなじみ、四谷三丁目(というか曙橋)の「ギャラリーゑいじう」です。

今回のテーマは「物語が、歌い出す」。音楽が聴こえてくる文学、文学を感じる音楽を中心に、またまたちょっとマニアックな小説をセレクトしてイラストレーションに起こします。たとえばトマス・M・ディッシュ「歌の翼に」、あるいはシオドア・スタージョン、カート・ヴォネガットはモチロンのこと、最近すっかり気に入ったスティーヴ・エリクソン「黒い時計の旅」……といったあたりを題材にすることが現段階で決定しています。

また、同時開催として、ゑいじう1Fのカフェスペースでは、昨年大ブレイクした Thinking Power Notebook の原画を展示します。ペン画のお仕事も少しずつ増えていますので、それらのペン画も一緒にお披露目します。

物販は、まだ予定段階ですが、ブックカバーを制作しようかなと。皆さんお困りのハヤカワ文庫のトールサイズにぴったりのカバーを何が何でもご用意したい、ていうかわたしが欲しい。どんな布が良くて、どんな風に縫ったら一番使いやすいかを追求しようと思います。また私家版のイラスト集の販売も考えています。どこまで実現可能かわかりませんが、じっくり焦らず考えて計画いたします。

5月なんてまだまだ先ではありますが、今からぜひともスケジュールを空けておいてください。5月は曙橋でお会いいたしましょう!

YOUCHAN個展 第三文学山房

期間:2010年5月24日(月)~29日(土)
時間:11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場:coffee & gallery ゑいじう
東京都新宿区荒木町22-38
東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅2番出口より徒歩7分
都営新宿線曙橋A1出口より徒歩3分
Tel&Fax:03-5269-6151
お店への地図はコチラ

投稿者 YOUCHAN : 01:57 | コメント (0)

2010年1月20日

交流会とかキャットニップとか

昨日はe-spaceの交流会でした。わたしは受付とかゲスト名札の制作をやってました。ゲストの名前と社名を俯瞰して覚えていられるのは実はこの担当の役得でして、初めてお会いする方でもチラと名札を見るだけで、あーこの方が●●社の●●さんか~~とわかってしまうのであります。しかも受付でほぼ全員の方と対面するのも受付故。

定例会&準備を経ての交流会、楽しかったけど疲れました。でも大量に持って行った名刺+ポストカード(個展の告知付き)のセットはあっというまにはけてしまいました。営業力はかなり強かった会でした。明日につながりますようにっ!! パンパン(←柏手)


昨日はそんな交流会に行く前に、タイプフェイスさんに遊びに行ってきました。ここ、社内に手作り神社を造って、絵馬が奉納できるらしい。Twitterで写真を見て、小さいながらも本物の拝殿にびっくりしたので反応したら、「じゃあ遊びに来て」と。

ということで、交流会前に寄ってきましたら、スタッフの方が神主のかっこをして出迎えてくれて大受け。ちゃんとご祈祷をしてくれました。なんだそりゃー! 絵馬も奉納してきました。

そのときに、成り行きで召還された編集者さんから「ウチのネコが全然喜ばなかったのでコレあげます」と茶封筒にザザザと入ったキャットニップをいただきました。封筒からものすごくいい香り。定例会の間、ず~~っとキャットニップのいい香りに包まれていました。


夜遅く、帰宅すると、キャットニップを出してもないのに大賀(たいが)が反応を!!!!! すごい、反応がスゴイ。これは放っておくとわたしのカバンがよだれで大変なことになってしまう!! ということで、急遽、ポプリ袋を手縫いで作って大賀に渡すと、大変喜ばれ……いや、よだれスゴイし!!大興奮だし。

大賀大興奮!大賀大興奮!その2

ふおー!と大興奮の大賀さん。

 

なお、「ニットキャップ」は煮染めたみたいなTシャツ着てたりしますが(ニコ動)、「キャットニップ」はハーブの一種です(Wikipedia)。

投稿者 YOUCHAN : 14:47 | コメント (0)

2010年1月16日

そろそろ個展の準備

だいふく

年が明けてから個展のことをうだうだ考えている。5月22日搬入なので、半年切っており、もう着手し始めないと20点余の新作は集まらないわけで。内訳は、ゑいじうさんの1Fカフェスペースは、Thinking Power Notebookと、現在進行中の某作家さんの書籍カバーを軸にした、ペン画の原画展をして、2Fは今回も変わらず「文学山房」で、新作を展示。2Fは、今回もほとんどが未発表作品で固まる予定で、そのために日々せっせと本を読み続けているようなモノでして。

2Fのギャラリースペースを埋めるとなると、最低で20点の作品が必要。ああ見えてゑいじうの壁面は広い。


ということで、昨夜、前回2008年の個展以来1年半で読み終えた(個人的には)大量の本から、絵に起こしたい or 起こせそうな小説のピックアップをするも、


………………20点切ってた。


あーやばい、これはやばい、一体オレは何を読んでいたんだ!?

ということで、これまでかなり気になっていながら後手後手になってて手を出しそびれていたカズオ・イシグロとクリストファー・プリースト、それからこないだ出たばかりのピンチョンをオーダーした。あれ、結局趣味の問題!? いやいや、絵に起こすのには、世界観がね、重要なの。面白い=絵に起こせる とは限らないことを、今回実に痛感している。それだけいろいろな作品を読むようになったと言うことなんだけど……つらいなぁ。

 

ということで、徐々に個展ネタを増やしていく予定です。

投稿者 YOUCHAN : 20:55 | コメント (0)

2010年1月 3日

新年あけましておめでとうございます

杉山神社その1

2010年はガツンと攻めの体勢で参りたい所存です。といいながら、相変わらずだと思いますが、どうぞヨロシクお願いいたします。そういえば、学生時代仲の良かった友達からの年賀状に、「時々ブログ見てます」とあって、鼻血が出るかと思った。もう何十年も会ってませんが、そんな風につながってゆくのも楽しいものです。

つながるといえば、去年の夏頃(World Happiness以降)から、わたしもTwitter始めてまして、コチラがわたくしののURLでございます。SF作家関連さま & 音楽趣味仲間 & 同業者のイラストレーター・デザイナー諸氏 & 文具好きさま、といったところがFollower構成といった感じです。が、身にならないようなくだらないこと呟いております。もしよければ覗いてみてください。(Blogもmixi日記も更新頻度が減ったのはTwitterのせい……ではない……と思いたい)

ところで、冒頭にアップした写真は氏神さまであらせられる杉山神社の初詣の様子。1月1日に変わってスグにお参りするのはココと決まっている。といっても、ガキ使を見終わってから出たので、結局1時半くらいになったけど、獅子舞にもぎりぎり間に合ったし、甘酒もいただいた。毎年始めに口にするのは、きまってここの振る舞い甘酒。参拝を済ませて、お札を受けて、しばらくたき火に当たってから帰路に。

杉山神社その2 獅子舞保存会の幟

境内に到着、手水でお清めしてる間に終わってしまったため、獅子舞の写真は撮れなかったが、獅子舞保存会の幟をチェキ。お囃子もテンツクツクツクと縁起良し。

その翌朝は、恒例の赤坂豊川稲荷。トゴル・カンパニーの商売繁盛、芸道精進のご祈祷をうけ、その足で日枝神社へ。そこで判明したのが、NORIちゃんが前厄であるという事実! 神道の世界では、数え年で換算するため、今年彼は41歳。あーしまった! 日枝神社では予定通り天照大神の御札を受けて帰路につくものの、二人とももやもやした気持ちになり、こうなったら明日、鎌倉でご祈祷をうけよう!と決心。

ということで2日は鎌倉・長谷寺へ。ここの観音様の神々しさにはホンッとに毎度のことながら圧倒される。ここでお札を納めると、一年間毎日、この観音様に(!!)ご祈祷をしていただけるとのことで、さっそく二人ともお願いをする。うっとり観音様を拝見して、実に満たされた気持ちに。長谷の山を散策した後、鶴岡八幡宮へ!

鶴岡八幡宮はものすごい人出。ではあったが、ご祈祷希望者は道を確保していただけるので、ざくざくと砂利道を進んで申込み。受付で、青いカードと黄色いカードを出され、「本殿でのご祈祷は一時間待ち、すぐ近くの若宮殿なら30分待ち。どちらがいいですか」と聞かれる。金の斧と銀の斧みたいだなと思いながら、暗い中、あの急勾配の石段を上り下りするのはNORIちゃんには負担が大きすぎるなーと思っていたので、もう躊躇無く若宮殿を希望。黄色いカードが渡される。

ご祈祷は、古式ゆかしい神式。頭を垂れ、ご祈祷に耳を傾ける。氏名と内容をよみ上げられるのだが、七割方が「厄除け」であった。ご祈祷を受ける人皆さんの厄が取れますように。

帰り、おなかが空いたので、途中横浜駅ジョイナスのレストラン街で食事をした。「勝烈庵」というお店で、いや~~~これがまた美味い! びっくりしたー。昔住んでた恵比寿の近所のとんかつ屋さん(悲しいことに閉店)以来の旨さ。これは厄落ちたか!?と思った。幸せ。