ワカリクセスによって動いています

というわけで、以前多くの方から「面白いよ」とお勧めいただいた
ファインマンさんの本の中から、一番手に入りやすかった
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」の上下巻を読了。
脳内のファインマンさん像と言うのは、
「皮肉っぽさの抜けたヴォネガット」という印象でした。
特に印象に残ったのは、やはり上巻の原爆開発のエピソードと
下巻の日本に初来日した話と、教科書の検定委員をやってるくだり。
ページをめくる手が止まらなかったです。

それにしても、あれだけ「お役所的な仕事」を嫌い、慣例をぶちこわし
いろいろ思惑が渦巻いてるのを見る限り、なんていうか、
本当は結構気難しい人だったのではないかな、と思いました。
個人的には、「ファインマンさん、最後の授業」が気になっております。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉
リチャード P. ファインマン Richard P. Feynman 大貫 昌子
岩波書店 2000-01


by G-Tools
ファインマンさん 最後の授業
レナード ムロディナウ Leonard Mlodinow 安平 文子
メディアファクトリー 2003-11


by G-Tools