写真展が終了

NORIちゃんの初めての展示となったPICNIC展
去る11月22日に盛況のうちに終わりました。
大勢の方にお運びいただき、とても感謝しています。

展示が終わって2日。感想を書こうと思います。


夏頃に、「ワインとアートのコラボレーション」というコンセプトで、
個展のお誘いをヴィナリスさんから頂きました。

そこで、実際に行われていたアーティストの方々の展示を
足を運んでは見たのですが、ワインショップでの展示というのは
非常に難しいと感じました。

まず、ワインボトルは非常に主張が強い。
背が高くて、存在感が大きいのです。
そして、店舗も、展示を目的につくられた空間ではありませんから
ライティングもないに等しい。
さらに、店舗ですから、ワインを全部どけるとか、
壁の販促展示物をはがすとかはできません。
要は「更の状態」にできない。
また、壁に釘が打てませんから、大きな額装作品を
飾ることもムツカシイ。

「物」の上に「モノ」を重ねるような感覚でした。

そういう条件の店舗内で、NORIちゃんがきめた展示方法は、
主張のうるさくないアクリルフレームで写真を飾る方法と、
入り口に聳え立つワインラックにひとつひとつ飾る方法、
そしてディスプレイ用のワインボックスの内側に
写真を貼り込む方法の3通りでした。

おそらく、1点1点をじっくり眺められるような展示は
画廊でするべきなのでしょう。
ここでは、あくまでも店舗との調和が重要で、
調和できない展示は、ワインに負けてしまう。

店舗内展示として、ショップとのハーモニーのある展示が
出来たこと、とてもよかったなぁと思います。
個人的には、ワインラックを埋め尽くした写真の印象が
とても気に入っています。なによりも、圧巻です。

全部のラックを埋めたらもっとすごかったかな〜とも思いました。
見切れないよーと苦情が出たかもしれませんが。
いいの、いいの。

展示方法について、いろいろと勉強になった企画でした。

・伊藤紀之個展「PICNIC」