Sparks Spectacularが終わった

SPARKS 6月13日

ブログも書かずに何してたかといいますと、個展が終わってから仕事に追われておりまして、なかなか忙しい毎日でした。が、その忙しさを内面から支えてくれたのが、以前ここでもエントリーしたスパークスのライブです。

5月18日に見て以来、今日の6月14日の朝4時スタートのライブまで、1回の寝坊を除いて、19夜分のライブを朝っぱらから堪能、そしてその後写真をmixiにUPしたり、コミュに書き込みしたりしてひとしきりはしゃいだ後、朝食。そして7時には仕事を始めていましたので、まさにスパークスさまさまです。特に、個展の準備が遅れていたのですが、朝型に切り替えてからというもの、時間がたくさん取れるようになり、準備も間に合ったし、仕事もなんとか追いついていた感じです。(ただし、夜11時には寝てしまう毎日でしたが)

SPARKS 6月13日


そんなことはともかく、今日、その怒涛のライブが終了してしまいました。終わるものなのねぇ......。通して大方の中継を見て感じたことを書いてみたいと思います。

わたしのほうは、4週間・21夜のうち、最初の「Halfnelson」は見てなくて、31日(日本は6月1日)の「In Outer Space」はうっかり寝坊して見れなかったですが、19夜はがんばって起きました。「A Woofer in Tweeter's Clothing」は寝る前でしたが。

長い期間、3日に1日のインターバルはあるけれど、これだけ毎日 、しかも毎晩違う内容のライブを演奏したバンドは、 後にも先にもSPARKSくらいなんじゃないかなー。公式デビューが1971年。同時期に活躍していたバンドのほとんどは解散か休止状態なはずで、 なのにSPARKSは未だ先端を突っ走ってる存在っていうのがすごいじゃあないですか。

SPARKS 6月13日
ロンは2回目のアンコールのときに、こう言ったそうです、「最初のアルバムが自分たちの最後になるかな、って思ってたら21枚もの枚数を重ねていました、ほんとうにありがとう」
彼らほどのベテランでも「これが最後かもしれない」と毎回思っていたというのに結構じーんときますし、レベルは当然違うけれど、ああ、なんか根っこの部分は自分とおんなじだ、と思いました。

4週間通して感じたのは、彼らは音楽そのものに取り組む姿勢がものすごくストイックであること。そしてそれと相反するようだけれど、オーディエンスにとても慇懃であること。 過激なパフォーマンスと、なかなか風刺の効いた音楽に 「慇懃さ」は一見つながらないかもしれないけど、彼らがオーディエンスをとても大切にしているのを強く感じました。

毎回、演奏が終わると、しばらく二人だけで、 はにかみながらお辞儀をして立っている。彼らのそんな姿が、すごく印象的でした。

SPARKS 6月13日

資料
・Wikipedia SPARKS「Sparks Live Spectacular」
日程や演奏曲目などがわかります。

SPARKSリハーサルBlog
バンドメンバーのSteven Nistor(drummer)によるもの。翻訳エンジンを駆使して読みました。