人に会う

昨日のカレンダー展の帰りに、オーソドキシーに寄った。
革製品のお手入れクリームがなくなったので、それを買いに。
(というのを口実に、今野さんに会いに行ったという感じかな)
いろんなお話をして、お茶までご馳走になって
楽しいひとときをすごさせてもらった。

仕事の話をいろいろしてる際に、
「デザインの仕事をしたあと、絵を描く仕事をしようとしても
簡単にできない。切り替えがここ1,2年難しくなってきている」
といったことを話すと、今野さんは
「それは、完成物の精度が、こう
くーっと高度になってきているからじゃないかな」
というようなことをおっしゃった。すぱっと一言。

ああー、やっぱりすごい人だなって思った。

今回だけの話じゃなくて、私個人的に日常で思う。
不特定多数の人に無理やり伝えようとして饒舌になったり
うまく伝わらなくて微妙に落ち込むよりも、
話すべき人にちょっと電車を乗り継いで会いに行き、
顔を見て話せばいいんだな。
人と会うことの重要さは、きっとこういうことなんだ。

…ということを「不特定多数の人が読む」日記で書くことは、
もしかしたら少し矛盾してるように見えるかもしれない。
けれど、そうではないのだ。
人からいただいたメッセージを、また人に還元することも大事だと思うのだ。
響く人に響けばいいし、どう捕らえてもらってもいいと思う。
だから、これでいいのだ。最後はバカボンのパパなのだ。