絵本が終わった

マロンくんとミルクちゃん

6,7,8月をずっと費やしてきた絵本の作画がようやく終わり、
本日データを入稿した。FlipBookという形式で、オンラインで配信される絵本。
(来月中旬以降、「おはなし絵本クラブ」で配信予定)

Web用とはいえ、普通の絵本となんら変わらない手間隙。
解像度も高めだし、相当細かい描きこみをした。
だから想像よりも仕上げに時間がかかりすぎて、
まるで掻いても掻いても進まないクロールのような。
食べても食べても減らない巨大かき氷のような。
歩いても歩いてもたどり着かない駅のような。
そんな仕事だった。
誰だーこんな細かいラフ描いたのー!ってオレだ〜〜〜!

こんなに大変な思いをしたのに、終わってしまうと
ものすごく寂しい。寂しい寂しい。
この寂しさは、春に中央出版の絵本「えりちゃんとまねっこおばけ」を
入稿し終えたときの感慨とおんなじ。
そして次の企画を、次の絵本を始めたくてしかたがない。

儲からないくせに絵本制作が辞められないっていうのは、そういうわけなのだ。
次回作もがんばろー!って、気が早いね。