猫とオンデマンド

横溝正史の「探偵小説五十年」(1977復刻版)という本が、
オンデマンド出版されたのを知って、購入してみました。
「昭和47年、著者の古稀記念として出版され、昭和52年に再刊されたまま、
久しく入手不能であったエッセイ集」ということ。
購入したのは「講談社オンデマンドブックス」から。

横溝正史「探偵小説五十年」
これが来た本。

嬉しい! 嬉しい~んだけど……、正直、安っぽ~~い。

これで1,785円は、高ぁ~い。
せめてカバーはかけて欲しい…表紙の紙も、もう少し丈夫にしてほしい…
と、購入者アンケートには書きました。

横溝大賀
大賀、横溝正史を読むの図。うそ。

暗かったので、ぼけぼけ画像ですが、大きさ比較にしようと思って。
むしろ、大賀 いやがってます。ちっ。

その関連で知ったのですが、小松左京全集がオンデマンド版で販売しているそうです。
この方、全集を作るとなると、100冊超えちゃうんだそうです。
100冊!スゴイ執筆量!ひゃ~~。
オンデマンド出版でないと不可能だったらしく、小松先生もお喜びです。

出版社の都合で手に入らなくなった本が、こういう形でちゃんと読者の手元に届くシステム。
すばらしいと思います。もっと普及して、質のいい本になって欲しいと思います。

古本屋をあたる、という冒険も楽しいものではありますが…。