David Byrne来日公演

デヴィッド・バーン27日は渋谷AXにてデヴィッド・バーンの来日公演に行く。バーンが来日することはわかっていたのに、なぜかチケット発売をぼんやりと見逃して、気がついたらもう一般発売してずいぶん経っているようなタイミングに。友人に「そういえばバーンどうしましたか?」と聞いてみると、皆一様に「あ、そういえば!」なノリ。とにかく座って観たかったので、2階席を取ったのだけど、実際は後ろから2列目で、しかもパイプ椅子だった。がーん。全然見えないよ。

数年前(といってももう10年近く前)に、トーキング・ヘッズのライブ映画「ストップ・メイキング・センス」のリマスター版の上映が渋谷のシネクイントであった。この予告を、たまたま観て、「あー気になるな」と思い、上映を見に行った。そしたらまぁえらいことだった。度肝を抜かれ、結局最終上映までに三回劇場まで足を運んだ。これをリアルタイムのライブで見れなかったことを本当に後悔したものだった。今回、デヴィッド・バーン単独とはいえ、TH時代の曲も演奏すると言うことで、期待半分、でもあの映画で見たインパクトには適わないだろうなー、なんていう気持ちもない交ぜで、はっきり言ってしまえばそんなに期待してなかった。

が!が!が! ごめんなさい、スミマセン。ものすごかったです。

基本的には、イーノと共作した楽曲を演奏することになっていて、最新作のイーノとの共作「Everything That Happens Will Happen Today」とTH時代の曲を織り交ぜて演奏された。1曲目は「Strange Overtones」。コレを最初にやるだろうなーとは思っていたけれど、CDの音に比べてアフリカンでファンクでワールドミュージックなルアカ・ボップ風アレンジなのにびっくりした。あれれれれれれ? この感じですか、そうですか!? と思っていると、2曲目はTHの「I Zimbra」。これはもう完璧にそっちですよ。最初は座っていたけど、この曲からもう立ち上がって、結局最後までずーっと踊りまくっておりました。「Crosseyed and Painless」が相当やばかったなー。「Feel My Stuff」では、光の演出とダンスとが奇妙に絡み合いながら、どんどん上り詰めてハイボリュームのテンションの演奏に圧倒された! こんな演奏を聴けるの!? 観られるの!? いいの!?

器械体操みたいな変なダンスや、二回目のアンコールでなぜか全員チュチュをつけていたり(しかも曲は「Burning Down the House」だった)、変な衣装(?)、変な演出も盛りだくさんで、これって演る人を選ぶ演出だよなぁと。とても飽きさせなかった。バーンは彼自身の個性をよく把握していて、「奇妙」と「カッコイイ」の境界線ギリギリのトコロを危なげなく歩くようなところがあるなぁと思った。

演奏は、昔と変わらないなーと思っていたが、イヤフォンで「ストップ・メイキング・センス」を聴いて帰ったが、いやいや、今のバーンの歌の力量たるや、当時を大きくしのいでいる!と改めて驚いた。陳腐な言葉になるけど、上手い。のびやかで、声量もあって、しかも姿勢もいい。すばらしいコンディションだった。

演奏のテンションの高さたるやもの凄かった。1曲1曲をあそこまで高めてしまうエネルギーはとんでもない。もっとちゃんとチケット取れば良かったなぁ。本当にすごかったですよ。また日本に来て欲しい。今度は万難排して全公演観ます。ありがとう、デヴィッド・バーン。イーノおじさんによろしくね!!



セットリスト Jan. 27,28 2009 @ Shibuya AX

01. Strange Overtones
02. I Zimbra
03. One Fine Day
04. Help Me Somebody
05. Houses in Motion
06. My Big Nurse
07. My Big Hands
08. Heaven
09. Born Under Punches
10. Poor Boy
11. Crosseyed and Painless
12. Life is Long
13. Once in a Lifetime
14. Life During Wartime
15. I Feel My Stuff
- encore -
16. Take Me to the River
17. The Great Curve
- encore 2 -
18. AIR
19. Burning Down the House
- encore 3 -
20. Every That Happens

Everything That Happens Will Happen Today
David Byrne;Brian Eno
B001FWRZ1O