「想い出のブックカフェ」

想い出のブックカフェ

色校が届きまして、これにて終了。あとはできあがりを待つばかりとなった、巽孝之書評集成「想い出のブックカフェ」(版元の研究社のサイトにて詳細あります)。サイバーパンクでエッジの効いた数々の著書の中、異彩を放つ「ほっこり系」の装丁に、ということで巽先生直々にご指名いただいた、とってもありがたいお仕事だった。具体的には、表紙と本文イラスト、題字レタリングを担当した。そういえば、巽先生から装画依頼のお電話をいただいたとき、開口一番「キャロル・キングに行ったそうで」だった。ははは。

この制作のタイミングが、ちょうどギブスンの新刊が出た前後だったり、編集担当の金子さん(大変お世話になりました!)が飛田茂雄さんの後継者、と言うこともあり、ヴォネガット談義に花が咲いたりして、脱線も含めてとても楽しかった。

ということで、2009年1月22日刊行予定でございます。内容については刊行後に読書ブログ「書かでもの記」にて改めて触れたいと思う。