マロミル復活。

マロミルのワンシーン

以前描いたWeb絵本、マロミルこと「マロンくんとミルクちゃんのぼうけん」がパブーで復活、というニュースを更新した(ニュースのお知らせってどうなんだろ……)。この絵本が掲載されていたWebサイト「おはなし絵本クラブ」はもう閉鎖されてしまって今は存在しない。このサイトそのものはとてもいいコンテンツだったと思うけど、ちょっと早すぎた気がする。電子書籍元年と言われる今年だったら、iPad景気に乗ってぶいぶい行けたのになぁととても残念に思う。

が、もっと早すぎたのが「万葉(Man-yo)」で連載させてもらった「文学山房」だ。光回線だって今程じゃない2005年にWeb雑誌、しかもフルカラーでグラビア満載なんて……思想が早すぎた。「万葉」も今はもうない。この「思想が早い」とか「時代の先を行きすぎる」というのは、決してほめ言葉ではない。時代が読めないことは致命的だと思う。それにしても、「おはなし絵本クラブ」も「万葉」も、ソフトバンク系だったんだよなぁ。いや惜しい。

惜しいけど、マロミルは復活したからよし。文学山房、いい企画だと思うんだけど。どこかの媒体で連載やらせてくれないかなぁ。いつでも描きますんで~。

文学山房 連載

「文学山房」は、今でこそ個展のシリーズ名にしているけど、元々はイラストエッセイの名前。月に一冊、本を紹介する連載で、本の中のシーンを絵に描いて、本にまつわるエッセイと、書籍データなどを紹介した連載。