Simply Red Farewell The Final Tour

Simply Red

今日からアラビクの個展なのですが、記憶が薄れないうちにシンプリー・レッドのライブの話を。

シンプリー・レッドの「Fairground」がものすごーーく好きで、ときどき思い出してはCDを出してきて聴いたりしている。先日ふと思い出したので、やはり聴いていたわけだけれど、そういえば最近このバンド(というかミックは)どうしてるんだろうと思って検索してら、なんと活動停止の情報が! しかも東京公演のチケット発売中とあった。1週間くらい出遅れた形になったけど、気がついてよかったよぉ……。もうびっくりしてチケットを押さえた。出遅れたおかげですごい後ろの方だったけど。

で、行ってきました、9月25日の東京国際フォーラム。友人の何人かも観戦との情報は得ていたが、箱が大きいのでどなたにも会えず(待ち合わせとかも特に決めてなかったし)、一人で行ってきたが、いやもう楽しかったぁ~~~。

ミック・ハックネルがステージに出た瞬間、うああ、やっぱこの人スターだわと思った。華があるよこの人。そして……う、うまーい、歌うまーい。ホントにうまーい。CDよりいいんじゃないかな。演奏もすっごくよかった。「恥ずかしがらずにさあ歌って、ほらほら」と何度もミックにあおられながらも、シャイなジャパニーズ達は徐々に勇気を出し始め、中盤以降は大ダンスホール状態に!見ている間中、じわじわ涙がいっぱい出たし。実にすばらしかった。

客席は30代くらいがメインかな。女性客も結構多かった。わたし自身はさっき書いたように「Fairground」が一番好きで好きで好き過ぎなんですが、アンコール前の最後の曲がコレで、しかもすごくホットな演奏で最高潮の盛り上がり、まさに感無量だった。

スペシャルゲスト屋敷豪太はアンコール「Stars」一曲だけの登場で「キャー!ゴーター!」との熱いコールが。そのあとから「ミックーアイラビュー!」コールが親父声にて飛んでいたような。ステージは終始、鈴木賢司のやんちゃっぷりに超和んだ。ミックのメンバー紹介もたっぷりじっくり曲をまたいで、一番かっこいいパートで紹介していた。愛情を込めてこのツアーに臨んでいるのがよくわかった。

そして、最後の最後にミックが「Simply Reeeeeed!」ってステージをぐるっと仰いで叫んだのがすっごく印象的だった。日本に来てくれてありがとう、ミック。ソロになっても来日してね。


ところで、今回の公演は音源として発売されている。コンサート会場でも、11曲目まで入ったUSBメモリを売っていて「残りは24時間以内に用意するのでダウンロードしてね」というもの。これが本当にすばらしい出来。帰宅してすぐに聴いたし、未だによく聴いてる。一発録りでこのクオリティってすごい。ツアーラストの音源は買おうかなと思っています。

セットリスト
Tokyo – 25th Septem­ber 2010

1. Out On the Range
2. Your Mir­ror
3. So Beau­ti­ful
4. Thrill Me
5. To Be With You
6. Heaven
7. For Your Babies
8. Hold­ing Back The Years
9. It’s Only Love
10. Sun­rise
11. Fake
12. The Right Thing
13. Ain’t That a Lot of Love
14. Money’s Too Tight (To Men­tion)
15. Some­thing Got Me Star­ted
16. Fair­ground
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17. Stars
18. If You Don’t Know Me By Now