その後のこと ― Thinking Power Factory ご報告

前のエントリーでご報告しましたように、大福は10月20日に天国へ逝ってしまいました。わたしにとって大福は、生涯で初めて飼った猫でした。女の子らしい、どこかしっとりした、まぁるくて、ふわっふわの、ほんとうに可愛い子でした。毎晩、ぷくはわたしの枕の上でまぁるくなって寝るのが日課でした。特に冬場は、ほっぺにぷくの温かさを感じながら眠りについていたのです。

ところが、ぷく逝去の翌々日に、Thinking Power Factory のトークライブイベントが控えておりました。スタッフの方たちからは、わたし抜きでもなんと かなるように、と配慮してくださっていました。が、もうほんとうに準備もろくすっぽ協力せずにいて、多大なご迷惑をかけていたので、トークには出ます、と宣言しまし た。

イベントはこんな風でした。↓
信頼文具舗の和田さんによる丁寧なイベントレポート


当日に会場について見ると、展示はダンボールに貼り付けてあり、隙間がいい具合にあいていました。わたしは、他の方々のトーク中、その隙間にたくさん絵を描くことにしました。

壁のドローイング1

ドローイングのアップ


わたし自身は、人前でのライブペイントとか、ライブドローイングをしたことはありませんでしたが、描いている間じゅう、夢中でした。ほっぺにふんわり、ぷくのぬくもりを感じていたような感覚をおぼえていました。

描くことしか無いんだなぁ、なんて思ったりしました。ぷくには、もう会えないけど、ずっとぷくと一緒だったような、本当にそんな気持ちです。

おめでとう3周年!

五十音の宇井野さんらしさが随所に光った、あたたかな展示でした。本当にありがとう。ノートトートはトゴル商店でも取り扱っています。実物を手にとって見てみたい方は、銀座の五十音さんへGO!

シャコさん。

展示の終わったダンボールの壁は、ギャラリーシャコさんが引き受けて下さいました。「コレどうするんですか?」「え? 捨てちゃっていいですよ。燃やしちゃいましょう」「ええ、捨てるなんてもったいない!」「いや、ここはYMOの『プロパガンダ』よろしく、ぼぼぼぼぼーっと火をつけて燃やしましょう!」というやり取りがあったとかなかったとか。

お花。

ぷくの死去後に、ずっとお世話になったキャットホスピタルの南部先生から届いたお花。お花は大賀がいつもガジガジかじっちゃうので飾れずにいたのですが、このお花以来、なぜかガジガジしなくなった! エライぞ大賀。ということで、この時から、我が家ではお花を絶えずいけています。