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2007年7月30日

ヒャクテンマン展おわりました

TS350240.jpg

楽しいヒャクテンマン展が今年も終わりました。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
また来年もお越しください。

搬出をすませたあと、参加者みんなで記念撮影をしました。
青木さんが持参されてた、フランス製のどっしりとした
三脚をかりて、NORIちゃんがカメラをセット。
セルフタイマーで何枚かを撮りました。

「OKですー」の声に、拍手が沸き、
そしてカメラのまわりを子供たちが取り囲みました。
撮ってもらおうとポーズを決めます。
もっと後ろに下がってとNORIちゃんが声をかけます。
その姿が、とてもほほえましくてよかった。

そして、楽しかったね、また来年会いましょう、といって
バイバイして、帰路に着きました。

投稿者 YOUCHAN : 01:30 | コメント (0)

2007年7月27日

社会への根っこ

先日、ヴォネガットの新刊「国のない男」を読了したので、
本に関する感想などなどを「書かでも」のほうに載せました
(興味があったらそちらも併せて読んでください)。

「ガラパゴスの箱舟」を読み終えたところだったので
ヴォネガット節に浸りたいと思い、エッセイ「死よりも悪い運命」を
読んでいましたが、その最中に新刊を入手。
中断してこちらを先に読みました。

「死よりも悪い運命」は、エッセイ「パームサンデー」の続編で、
おそらく位置づけとしては「国のない男」は
「死よりも」の続編と見ていいと思いますが、
年々、その怒りの度合いは増しまくってて、
最後の「国のない男」では、とにかくアメリカに怒りまくってた。

この本を読み終わって、思い出したことが。

いつだったか、「あなたは社会的なことにも関心が高くてえらいね」
みたいなことを同業者に言われたことがあった。
社会と切り離してイラストレーターという職業が、
これっぽっちでも成り立つとでも思っているのだろうか?

イラストレーターは、クライアントの意向を
一瞬の印象で受け手(消費者)に伝えることが仕事です。
極論かもしれないけど、人の一生を左右しかねない責任すらある。
わたしは、自分の信念に反するような理念を掲げる
企業や団体の仕事なんか、絶対したくないです。
社会への関心うんぬん言う以前に、わたしたちは社会に大きく
関わって生きているし、その責任がある。

わたしたちは、ヴォネガットのように
言葉を用いて、直接的に(ときには間接的に)、
間違いを間違いと指摘をし、講演をしたり文章をいろんなところに寄せたりは
(こういうブログを除いては)しない立場であるけれど、
忘れてはいけない。
わたしたちは、いつだって社会につながって生きている。

実を言うと、「死よりも悪い運命」は、ある理由で読まなかった本です。
訳者あとがきでも触れられていたけど、アメリカによる
ヒロシマへの原爆投下についての言及が、どうしても納得いかなかったから。

でも、今は読まなかったことを後悔しています。
ヴォネガット亡き今となっては、疑問を手紙にしたためて
送ることが出来なくなってしまった。人はいつまでも生きているとは限らない。

まずは知ること。

投稿者 YOUCHAN : 14:02 | コメント (0)

2007年7月25日

SFマガジン

いつ特集するかと待ちに待っておりました。ハイホー。

S-Fマガジン 2007年 09月号 [雑誌]
B000TM1J36

追記。
なかなか楽しい内容だった。エッセイは若島正さんのものがよかった。
的を得てるなぁ。個人的な感想文なんか読みたくないし。
ブックレビューも、ハヤカワが重版すべき本が
まだまだこんなに残っているのをファンの目に焼き付けるのに役立ったろう。
そうでもしなけりゃ、そのあとに載っていたハヤカワのヴォネガット本の
広告がむなしいだけです。たのむよ~。

さて、そんなことはどうでもよくて、気になった点をいくつか。

まず、なぜ今回の特集で、先日発売になった「国のない男」の
存在がかくもスルーされているのだろうか。
堂々と「未訳」と、しかも何箇所も書かれておりました。
NHK出版が秘密裏に進めていたから?
そんなバカな。
わたしでさえ、はてぶの編集者日記で、何ヶ月も前から
この本が出る情報をつかんでいたのだから。

…期待してもいいのかなぁ。

それから、特集に本来寄稿すべき人が一切登場していない点。
圧倒的な印象で、伊藤典夫&浅倉久志両氏の名前が
そこかしこに出てくる。
「ヴォネガット翻訳文体を確立した巨頭」とまであるのに、
浅倉氏はインタビューの翻訳をしただけだし、
伊藤氏にいたってはこれっぽっちも登場してこない。
どーゆーことっすか?

また、筒井康隆氏とヴォネガットの出会いのくだりは
非常に興味が湧いた。けど、だったら何故筒井氏を出さないのか。

つまり、「肝心な関係者がぜんぜん出てないじゃん」という印象。

このあたりをクリアにしたヴォネガット読本でも
出してほしいものです。
表紙の絵もすばらしかったねぇー。
この表紙の新刊が出るのを夢見たいと思います。

投稿者 YOUCHAN : 17:14 | コメント (0)

2007年7月19日

立体ヒャクテンマン展12th

にゃん角錐

ヒャクテンマン展の季節がやってまいりました。
今年は、「ねこきんつば」と「にゃん角錐」を出品します。

立体ヒャクテンマン展12th
日時 2007年7月21日(土)~29日(日)
時間 10:00~20:00 ※29日(最終日)は16:00まで
オープニングパーティー 7月21日(土)16:00~19:00

会場 全労済ホール スペース・ゼロ
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-10
全労済会館B1
TEL:03-5371-2689(会期中直通)
交通 JR新宿駅南口から徒歩10分
京王新線、東京メトロ大江戸線、都営新宿線
新宿駅6番出口より徒歩1分
※地図はコチラ!

わたしが会場にいる予定は以下のとおりです。
21日(土) 16:00~19:00 ※オープニングパーティー
22日(日) 12:00~16:00
26日(木) 12:00~16:00
28日(土) 12:00~16:00
29日(日) 15:00~16:00 ※最終日

こいつらのどこが猫ですかにゃー?

ウチの猫も見守っています。

投稿者 YOUCHAN : 12:32 | コメント (0)

2007年7月17日

ニャン太、家出する

「ニャン太、家出する」扉

07年リブラン創作童話集「こころの小箱」(19集)の 優秀賞を受賞された、
近森 路さんの「ニャン太、家出する」の挿絵を担当させていただきました。
扉がカラーで、中の挿絵4点はモノクロです。

ニャン太は一大決心をして家出をするのですが
これまた、とってもカワイイのです。いじらしくって、勇ましくって。
描いてて、まるで大賀みたいなニャンコだなぁって思ってました。
ホントかわいいお話だったです。ココロ和みました。

「ニャン太、家出する」本文

「こころの小箱」は、希望者には160円分の切手(1冊)で
送ってもらえるとのことです。3つの童話が収められていますので、
読み聞かせにもぴったりです。A5サイズ。
詳細は、リブラン童話係までお問い合わせください。
幼稚園・学校などに寄贈もしてるそうです。
すばらしいですねー。「ご紹介ください」って巻末にありました。
(サイトではプレゼントも実施中。ぜひ応募してみてください)

「こころの小箱」表紙
「こころの小箱」表紙

投稿者 YOUCHAN : 21:49 | コメント (0)

2007年7月 9日

ブックフェアに行きました

bookfair.jpg

ビッグサイトで開催されていた東京国際ブックフェア
先週の土曜日、行ってきました。
昨年もその前の年も、なぜか招待状をいただいておきながら
行くことが出来なくて、悔しい思いをしたので
今年は前もっていく準備をして臨みました。

広い会場に、知ってる出版社がわんさと出展しています。
まずは、ご招待くださった瑞雲舎さんのブースへ。
すると、折り紙教室が開催中で、阿部先生が元気に
講師をされていました。
「先生はラストまでいらっしゃるんですか?」
と瑞雲舎のIさんにお尋ねすると
「そうじゃないかなー。だって、今日2時からって書いてあるのに
10時からやってみえるもの~」ですって。
お客さんは引きもきらずで盛況でした。
「YOUCHAN、本にサインして」とIさんに自書を差し出されたので
僭越ながら2冊、サインさせていただきました。
ひゃー、カッコイイ!(違うって)

いろんな出版社がありましたが、やっぱ個人的には国書刊行会です!
昨年の個展のときに、国書の編集のIさんには、久生十蘭の権利継承者
Mさんとご縁を結んでいただいた経緯がありました。
なので、もし会場にいらっしゃれば…と思い、ご挨拶に伺ったのですが
「変わりもんなので、こういう場所には来ないんですよー」ということでした。
伝言をお願いして、少しばかり本の話をして、お買物!

広めのブースには、国書の本がどどーんと平積みで、
2割引を逃す手はありません。(国書の本は少々お値段が張りますから)
「未来の文学」シリーズを3冊ゲットです。
浅倉久志さんのサイン本が1冊ありましたが、
先日読了した本だったので、購入を見送りました。
ああ、残念。

そんな収穫のあった一日でした!

daifuku_pose.jpg
おうちでるすばんでしたにゃー。

taiga_sleep.jpg
まったくですにゃー。

投稿者 YOUCHAN : 10:46 | コメント (4)

2007年7月 1日

おしらせ:ヨコハマEIZONE ワークショップ

EIZONEワークショップ

夏休みに、ヨコハマEIZONE ワークショップを開催します。
YOUCHANは「デジタル絵本」を担当します。
Flashを使って、タブレットで絵を描いたら
それをプリントアウトして、絵本仕立てにします。
定員は12名です。お申し込みはお早めに!


ワークショップ期間 2007年8月1日(水)~8月5日(日)
デジタル絵本(講師:YOUCHAN)の回 8月4日(土)
時間 13:00~16:00
当日持参していただきたいもの:筆記用具(鉛筆、消しゴム)
参加費 500円

会場 ZAIM(ザイム)
中区役所の隣のノスタルジックな建物