[個展準備] ヘタすぎる

前のエントリーで「20年前に描いたB全作品の『スローターハウス5』も展示する」と書いてしまった。今年の作品をB1出力に出すため、出力紙をどうしようかということになり、とりあえず見てみよう、その20年前の作品を、ということになった。ばりばりとガムテープをはがし、引き上げてきたB全パネルを出してみた。

......へ、ヘタすぎる。どうしよう、こんなの展示していいのか!?

NORIちゃんからは「これは勇気をもらえる! 励みになっていいかも」とか「今の自分だったら『イラストレーターになる夢、諦めな』って絶対諭すよね」と散々な言われようだ。ちぃっ、小賢しい。言われるまでもないわー! それにしても、こんなにヘタだったかオレ。びっくりした。

B1のパネルの下地に一所懸命塗りこんだ筆の幅が狭すぎたんじゃないかとか、いや、そういう問題だけじゃないな、とかデッサンひどいな、とか。ああもう、どうしよう。これ、ロールスクリーンでも取り付けて、見たらスグに下ろしてもらう仕掛けにしたい。トホホすぎる。

それにしても、ヘタはヘタなりに一所懸命描いている。それだけは認めよう。ああ、若さゆえの過ちとはこの事をいうのだな、シャア少佐。展示取りやめたい。取りやめようかな。イヤまじで。と言うと、NORIちゃんは「だめだよー、コレも展示の売りなんだから」と言う。ヒトゴトだと思って。ああ、確認してから決めればよかった。思い出は脳内で美化される。

とりあえず、ビニル張りだけはやり直さないといけない。実家にある間にビニルは剥がされ、インレタもむき出しでところどころ欠けている。それはともかくとして、パネル全体が埃をかぶっているので、毛の柔らかい刷毛で表面をきれいにして、20年ぶりにビニルシートを張りなおさなくては。ドライヤーをかけながら。それにしても、ああもういやになるなぁ。いろんな意味でトホホ。