いざ鎌倉

お正月休み最後というか、うち的には今日は土曜日なのでお出かけしよう、ということになり、鎌倉の大仏さんを見に行くことにした。ところが、世間は三が日、鎌倉について江ノ電に乗ろうとしたら、30分待ちとのアナウンスが。そんなに待てるかーということで、今日はお正月らしい穏やかな天気なので、由比ヶ浜海岸を経由して、大仏さんのいる高徳院までてくてく歩いていくことに。

由比ヶ浜海岸

海岸に着くなりテンションあがった! きれーい! 普段写真を撮らないわたしではありますが、さすがにこれは撮ってしまった。ケータイカメラでもきれいだった。きらきらと水面が反射して、空にはゲイラカイトととんびがぐるぐる。サーファーの人も元気に海の中に。

大仏さん

そして海岸を離れて、しばらくてくてくと歩くと、あっというまに高徳院。大仏さん、とっても大きいです。いいお顔だなぁとしばしぼーっと眺めておりました。大仏さんの胎内に入るのは平日の楽しみに取っておくことにした。あまりにも人が並んでるし。

長谷寺

高徳院をあとにして、鎌倉駅の方に戻ろうと思ったら、長谷寺の看板が。ついでに寄ってみたところ、これまた美しい庭園というかお寺というか。中でも、観音堂の観音様の神々しさに圧倒された。とてもとても大きな観音像で、圧倒的な包容力。ほんとうに美しかった。ほのかに照らされた照明もすてきで、涙が出た。今思い出しても感動する。また参拝したい。

甘縄神社

観音様に圧倒されて、今度こそほんとに駅に向かおうと思ったら、神社が。それも、参道の石段が提灯の灯りに照らされている。幻想的だなぁと思い、これもきっとご縁、ということで、立ち寄ってみる。甘縄神社というらしく、たまたま私たちの後ろにいた人力車のお姉さんが由来について解説していたが、とても由緒ある神社とのことだった。夜に来れてよかったなぁー。

鎌倉駅について、喫茶店で休憩しているときに、今日参拝した場所でもらった入山券などを見て、その成り立ちに二人とも改めて驚いた。長谷寺は736年、高徳院は1252年、今調べた甘縄神社は710年の建立。今年は2009年。とんでもなく昔に建てられたもの。人の一生なんて一瞬だと思うし、仏教や神道が長い間、人の心のよりどころになるのも理屈なんかじゃなく納得してしまう。人の営みの経過の途中にわたしもいることを、なんだか嬉しく思った。