2008年5月 4日
SFセミナーと「論争」と
状況をほとんど飲み込めていないまま、5月3日を迎えた。SFセミナーである。歴史あるイベントらしいが、SFビギナーのわたしには、身の置き所がわからない。どうしようと戸惑っているうちに、あれよあれよと当日になったので、観念して(?)出かけた。「スペキュレイティブ・ジャパン始動」には大いに興味があったので、これは楽しく拝聴した。あっという間の1時間だった。そのあと、休憩。気心の知れた人同士が、ランチに出かけてゆく。私自身はどうしたもんかと、とりあえず外に出ると、物販のブースに見慣れた人が。大橋さんだった。
あれー!大橋さ~~ん、と声をかける。今日はどんなことで?と出展の趣旨をお尋ねすると、同人誌の物販だったということだった。卓上には2,3冊。売れてるのかな。「個展のPRですか?」と逆に訊ねられるも、いや、どうしていいもんかわからなくて......とアウェーモード全開の状態でしどろもどろ。大橋さんには、いろいろとお世話になっているが、今回、私が巽先生から本を受け取ることになっているお話をしてあったので、「そういえば、巽先生には会えましたか?」と気遣ってくださる。「いえ、どうしたもんかと思って......」「あ、だったらスタッフの人に案内してもらったらいいですよ」と、すたすたとスタッフの方のほうへ。ああ、今回もまた大橋さんのお世話になってしまった。ありがとうございます、と告げるのが精一杯で、てんぱっていたわたしはスタッフの方に誘導していただいて、パネラー控え室に通していただく。
わたしの姿を見つけた巽先生は、「お約束の本ね、はい、これ!」と、鞄から出してくださった。何の本かというと、昨年のワールドコンで、わたしの目前で売り切れたいわくつきのもの。巽先生がずっとこのことを気にかけてくださったそうで、「あのあと、サイン本をまた何冊か作ったんですよ。あなたの分は、取り除けておきますから、機会のあるときにお渡しします」と、先日某パーティー(これも先述の大橋さんに連れて行ってもらったもの)で再会した巽先生からお聞きしたときは本当に驚いた。
最初、「郵送しましょうか」とおっしゃってくださったが、それでは申し訳ないような気がして返事に窮していると、「あ、そういえば5月にSFセミナーがありますから、そのときでいい?」とご提案いただき、はい、ぜひ出席します!とお約束していたのだ。それで、わざわざお持ちいただいたのであった。(ちなみに、ワールドコンで「ああ、かわいそうに」とわざわざ別のご本を下さった荒巻先生は「そんなことあったっけ?全然覚えてないなー」とのことだった。そういうものだ)
その後、パネラーの皆様プラス数人のランチに同行させていただき、ものすごい方々との食事に緊張してあまり味がわからない。それにしても、なんておもしろい人の集まりなんだろうと感嘆する。異業種の人たちというのは、本当に面白い。それにしても、SF界の巨匠・大物勢ぞろい。こういう緊張感も、また楽しいもの(後から思えば)。
私自身は、ランチの後のお茶までご一緒させていただき、その後は失礼させていただいた。やはり個展の準備が気になっていたのもある。小川町から電車に乗って、さっそく拝受した本「日本SF論争史」を開いてパラパラと拾い読み。やはり伊藤典夫信者(?)としては、伊藤さんのページから読みたいというのは人情である。ところが、このページ、すこぶる興味深い。伊藤さんの章を一気に読み、ふぅ~とため息をついてしまった。
この本については、きちんと全部を読み終えてから、改めて書評を書くつもりでいるが、「論争」の意義と、その重要さについて、最近もやもやしていた気持ちが少し晴れたような気がした。内容は、その頃、アメリカで糾弾の的になっていたカードの「消えた少年たち」の擁護論を、日本人である伊藤典夫が展開、それが英訳され、彼の地でも大騒ぎになったというものだ。「消えた少年たち」のあらすじも書かれており、カードという作家についての予備知識がないわたしでも、その前後のあらましについては理解できる内容になっており、たいへん面白かった。
近頃、ネットでの議論が人格全否定につながりかねない状況になっていることに、わたしは少なからず畏怖を抱いている。絵描き風情がイデオロギーを語ることや、自身の信念を主張することは「重荷」でしかないのだろうか。そんな気がしないでもないこの頃を過ごしていたが、この本(の一部を読んだだけではあるが)から、わたしは大きな勇気をもらった気がする。「議論」や「論争」とは、「否定」ではないのだ。
巽先生に昨日のお礼のメールをすると、そのお返事に、「SF初心者のかたには絶好の一冊と存じます」と書かれてあった。「SFとはウソを描く文学である」と、昨日のパネルでもどなたかがおっしゃっていたが、言い換えれば「思想を育む文学である」と言ってもよいのではないか。SFは現実と虚構が入り乱れる、想像力が必要とされる文学だ。わたしたちは、もっと勇気を持とう。そして、歴史を学ぶことや、寛容を学ぶことができれば、きっと迷っている事柄の回答が一つずつ得られるのではないか。そんな風にも思う。(それにしても、大橋さんには改めて感謝。ホント、いい方です)
日本SF論争史
巽 孝之

投稿者 YOUCHAN : 22:08 | コメント (0)
2008年3月22日
福岡旅行
もうすぐ3月が終わりますが、終わりの終わりまで終わらない仕事もあるので、全く持って気が抜けない。かなり緊張感の強い月ではありましたが、そのピークはおそらく2日前くらいで、あとはきちんきちんと丁寧に制作をしてゆくことで、なんとか乗り切れると思っています。
そんなわけで、ばたばたしていて、日記には書けずにいましたが、2月末~3月アタマの2泊3日、懐かしい福岡に行ってきました。ひとつは、福岡の5thHotelが主催した写真コンテストに、NORIちゃんの作品が入選して、宿泊ご招待券の期限が2月いっぱいだったことと、その写真が客室に飾ってあるので、ぜひとも見に行きたい!と思ったからでした。一人いくら、という計算ではなく、一部屋に何人泊まろうとも同料金というシステムだったので、夫婦でご招待の栄誉に預かることができました。

(写真の手前にあるのは、マッサージチェアです。インテリアがモノトーンなので、全部真っ黒です)
ホテル自体は、しゃれてました。相当広い客室で、ここで暮らしたいーと思いました。たまにはホテルもいいものです。立地は、イル・パラッツォの真隣。同じ系列会社のホテルらしいですが、アルド・ロッシの設計したイル・パラッツォの威風堂々振りは、正直言って周囲のどんなオシャレな建物もたどり着けないものがありました。かなりすごい風情でした。よかった。

(建物のディティールが良くわかる写真。NORIちゃん、撮影中なり)到着した当日、古巣のFOXにNORIと二人でお邪魔してきましたが、私自身は2回目なのに道に迷いました。サイトにあった地図が悪い。それを作ったY崎さんが悪い。しかも雨だし!どういうことー!? と、到着早々、ぶーぶー文句を垂れていたワタシでしたが、みなさん、いい意味でお変わりなく、いつ来ても安心できます。ここでデザイナーとして働いていたときは、事務所内に静かに流れる、ぴりぴりとした緊張感がありましたが、20年近く経った今、部外者となって訪問しても実はそれを感じます。軽口を叩きながらも、そこは変わりがない。だから安心できる。FOXには、安心できる場所でありながら、かつ変わらない緊張感のある、「怖い」場所であってほしいと思いました。
翌日は、ピーカンのいいお天気! 西の巨匠:廣さん(あ、字を伏せない)に志賀島方面に連れて行ってもらいました。やっほー! 昨日の雨ってなんなんだろー、やっぱY崎さんが悪いんじゃん!と関係ない勝手なことを思っていたら......く、くしゃみと鼻水が止まりません。せっかくの気持ちの良いお天気の中、クルマの窓を閉めていただき、ああ、とうとう花粉症発症か......と絶望感にひたりました。

(志賀島の入り江。すごいカーブ! 海の水がきれいです)東区は、昔ワタシが3年ほど住んでいた町で、志賀島は、その先のほうにあります。初めて福岡に行ったとき、海が透明できれいなことに感激したのですが、NORIも同じように感動していました。景色よし、空も青くて、山も近くて、海もあって、すばらしい場所です。ぐるっと志賀島方面を回って、ドライブを堪能した後、香椎の駅まで送って下ろしてもらいました。廣さん、ありがとうございました~~! またガンダム話しましょうねー。
記憶にある香椎の駅は、チョコレート色で、クラシカルでかわいらしい駅舎でしたが、もうあれから20年近く経って、駅舎は立派な駅ビルになっていました。西鉄香椎駅も、汚い掘っ立て小屋だったのが、立派なコンクリートの高架になっていました。
鼻をぐずぐずかみながら、とりあえず唐の原まで行くことにしました。行って何がしたいということはなく、住んでいた当時、夢野久作の活動地域だった場所のそばに暮らしていたのに、近くを散策しなかったことを悔いていたので、それを晴らそうと思っていました。が、現実は、香椎の駅がビルになったり、高架になったりしたのと同じように、やはり街は変化を遂げていました。九産大前駅を降りて、少し不安な気持ちになりながら、昔住んでいたアパートの場所に行ってみることにしました。そしたら、なんとアパートが残っていました。名前も昔と同じで、人も住んでるようでした。メンテナンスも行き届いているのでしょう、そこだけが20年前と同じような佇まいで、きれいでした。管理人さん、ありがとう。
アパートを見た後、いつも通っていたコーヒー屋さんはどうなっただろうかと思い、裏道を歩いてみました。懐かしかったです。ところが、到着したお店は、もうとうの昔になくなっていて、別のお店が入り、しかもその一帯がおそらく取り壊し予定なのでしょうか、どの店舗も空いて、寂れるに任されていました。なんとなく、手持ちぶさたになって、とりあえず戻ろうか、と結局そのまま、高速バスに乗って、天神方面に戻ることにしました。もつ鍋をいただいて、その夜はお休みなさーい、でした。
昔、住んでいた場所を確かめたいという欲求がずっとあって、ようやくかなってみたものの、やはり時の流れを感じました。街も変わる。わたしだって変わっていく。思い出が心の中で育まれだしたら、もう現実を確かめてはいけない。そういうものだ、と感じました。
そんな2泊3日でした。
後日談。
発症したと思った花粉症、羽田に到着したとたん、クシャミ・鼻水がぴたりと止まりました。黄砂アレルギーだった模様です。今年の黄砂はひどいよー、と後日Y崎さんが教えてくれましたが、ほんとひどいっす。福岡在住の方々は、大丈夫なんでしょうか? わたし、絶対ムリです。福岡に行くときは、黄砂の季節は避けようと心に誓いました。
投稿者 YOUCHAN : 13:37 | コメント (0)
2008年2月 9日
寒かったぁ
今週はちょうど出かけるタイミングが合ったので、ふたつの個展におじゃますることができました。ひとつは、BOOSUKAさんの「ぷらぷら日記2」に火曜日に。渋谷の用事を済ませてから、OPAギャラリーまで足を伸ばして、1年ぶりの再会~! 日焼けしてるような感じがしたなぁ。取材、結構ハードなのかな。イラストはすごく見ごたえがあって、添えてある文章も読むと、おしゃべりしながらだし、小一時間かかりましたがな、見終わるまで。
あとひとつは奥田みきさんの「夢幻の庭II」。いやー、見ごたえありました。まさかコクトーやサロメがあったとは......。ストイックな描き手としての姿勢を貫きながらも、さらに世界を広げてゆく手法を1つ見たような、そんな感じでした。かっこいかった。いろいろ話もできて、とってもたのしゅうございました。
で、神保町なので、小宮山書店にて1冊本を購入したら、こんな風に包んでもらって、なんだか嬉しくなってしまいました。「すてきですねぇー」というと、「これ、嫌がるお客さんもいるんですよ、カバーにしてくれって」ですって。そうなのかー。和菓子みたいで素敵です。帰宅後、もったいなくてまだ開けられないので、写真に撮っときました。はい。
それにしても、今週は寒かった。特に東京は雪に見舞われたし。そんな中、個展をしたBOOSUKAさん、奥田さん、お疲れ様でしたー。
投稿者 YOUCHAN : 20:42 | コメント (4)
2007年12月17日
1年ぶりの歯医者
夏以来切ってなかった髪をようやく切って(euのnoriさん、ありがと~~)、ヤマンバヘアーからようやく脱出した。
そして、その後、1年放ったらかしにしていた歯医者へ。 1年前に、検診に行って、虫歯はないですね~、歯石取っておきましょうね、 と言われて、安心したのか、行くのをずっと忘れてた。 もしかしたら虫歯になってるかもしれない!と思い先日予約を取り直した。 1年経って、今日も虫歯ゼロ(おおー!) 。ただ、歯を食いしばりすぎるらしく、左右の奥歯に圧がかかりすぎていて 、ひびの入っている歯が2本もあった。知らなんだ。
ということで、今日は歯の左側の補強をしてもらう。次回は右側、で、多分あと更に2回、歯石を取ってもらうと思う。院長から「ハブラシはやわらかいものを使いましょう」と 注意書きの紙を渡されて帰路についた。
投稿者 YOUCHAN : 23:23 | コメント (0)
2007年11月25日
東都書房

連休初日に立ち寄った近所の古本屋さんで、東都書房の本が数冊、100円ワゴンセールだった。全集なので、ホントは全部揃ってこその全集なのだけど、1冊100円の魅力に負けて、3冊を救出。
クロフツは三浦朱門訳の「樽」といった変り種(わたし的に)。同時収録は「クロイドン発12時30分」。持ってんじゃん!という突っ込みはナシで。だって100円だもの。ハガキとしおりの中間くらいの紙が挟まっていて、見ると「樽」「クロイドン」の登場人物一覧。気が利いてるなぁ。こういうのは必須だなぁ。月報つき。「全集は揃ってこそ真価を発揮します」と、定期購読が薦められていた。わたしもそう思うよ。全部揃ってたら壮観だろうなぁ。口絵のクロフツの顔写真(どアップ)は、すごくへたくそなフォトレタッチが泣ける(下図)。これはないだろー、と思ったけど、遠目に見れば問題ないでしょう。写真に撮って見るとあまり悲惨さが表現できていないのが残念だが、眼鏡の中だけ妙に鮮明で、顔の輪郭がぼんやりしていて、かなり気持ちが悪い。創元推理文庫の巻末広告に載ってるのと同じものだと思われるが、あっちは荒れた印刷でよかったかもしれない。

「小栗虫太郎 木々高太郎集」は木々目当て、「多岐川恭 仁木悦子 佐野洋集」は仁木目当てでゲット。特に仁木悦子は凄く気になっていたので、読めて嬉しい。「猫は知っていた」の冒頭を読んでみると、非常に上品な文脈で、この作家さんはいいと思った。昭和30年代をここまで上等に描けてる作家さんはなかなかいない。こちらは「多岐川恭 仁木悦子 佐野洋集」のみ月報つき。この月報が、またいい。多岐川・仁木・佐野各氏の「作者の言葉」が載っているのだけど、仁木は文章量がかなり少なくて、そのスペースを埋めるためだと思うけど、「仁木悦子さんの近況」なんてーのが載っている(下図)。

この東都書房の全集は、監修がどちらも江戸川乱歩がかんでいるのもポイント。装丁は真鍋博。ものすごくモダン。カッコイイ。なお、本棚右の「大下宇陀児 浜尾四郎集」は、かつて同じ古本屋で500円くらいで購入したもの。時が時ならば100円でゲットできたと言うのに。ついでに、その右隣のぼろぼろの本は、なんと大正時代の「主婦の友」。コレ、めちゃくちゃ面白いです。パウンドケーキの作り方とか載ってます。機会があれば集めたい。
投稿者 YOUCHAN : 23:34 | コメント (4)
2007年11月12日
夜更かし
最近、また夜更かしするようになってきた。起きる時間も遅くなるし、食事の時間もずれてくる。陽が短い最近では、洗濯モノを干しても、半乾きで取り込んで部屋干ししなくちゃいけなくなるので損した気がする。早く寝ればいいのだけど、仕事のきりがわるいと、だらだらだらだら作業を進めてしまう。肩凝りがひどくなって、限界を感じてギブアップすることも多々あったりして、これはいかんなぁと思いながら、納品が済んだらちゃんとしよう、と思う。今スグ生活を改めようと思って、早く床に着いたら最後、多分起きる時間は変わらない。あーあー。そうなると、数時間を失うことになる。これはこわい。半日の遅れが命取り。そんなわけで、納品のあとにしよう、と思っていると、だいたいそういうときに限って、シフト制のように次の案件が滑り込んできて、また昼夜逆転しちゃうんだろうな。
早起きはすがすがしい。午前中に仕事をするとものすごくはかどる。わかってるんです。わかってるんだけどー。
投稿者 YOUCHAN : 03:23 | コメント (0)
2007年9月 7日
知らなかった
気が付くとワールドコンに行ってから1週間が経っていました。ああ、驚いた。もうそんなに経ったっけ!?
SFに詳しくないのだけれど、好きなジャンルはなんとなくわかっていたので、
ここ1年くらい、アンソロジー系とか国書系とか名作と話題になってる系とかを入手しています。
積読状態になっているのですが、ふと書棚を見たら、
同じ作者の本があったのに驚いた(具体的には、ディレイニー)。
やっぱ系統ってあるんだなぁ。音楽でも系統ってあるしなぁ。などなど。
それにしても、ヴォネガットってニューウェーブあたりには属さないのだろうか、と素朴な疑問。
たまたま訳者が共通してただけなんだろうか。
だとしたら、やっぱラッキーだったなぁ。(結局、本のことしか書かんなぁ...スミマセン)
あ!!!
7日からねこてんです! よろしくねっ。いつ会場にいけるかは、まだ未定...。
芳名帳キリバンゲッターの人にはプレゼントがあるらしいです。
それから、福袋も販売するみたいでっせ~~~~!
(下図は、今回の展示作品の解説パネル。ミニ額展示や、新作ストラップの販売あります)

追記:わたしが会場に行く予定なのは、以下のとおりです。(変更の可能性もあります)
- 14日(金)15:00~17:00
17日(月)12:00~14:00←行けなくなりました。スミマセン!- 19日(水)15:00~17:00
投稿者 YOUCHAN : 01:08 | コメント (2)
2007年8月31日
ワールドコンに行ってきた

ホントは朝9時半からのレジストレーションに行こうと思っていたのですが、うっかり寝坊。目が覚めたら9時だった。これでもう10時からの「回顧・カート・ヴォネガット」は見れないなぁー。ちぇ。なんだか出鼻を挫かれて、がっかりしながら、出かける準備。市営地下鉄に乗って桜木町へ。
駅に着いたら、看板のひとつも出てるのかなと思ったら......なんにも出てません。......せ、世界大会だよね? ワールドコンにいきそうな感じの人もいないし、一抹の不安を抱えながら、てくてくとパシフィコに向かいました。パシフィコに近づくにつれ、明らかにワールドコンに行くぜ行くぜという雰囲気の外人さんがちらほらと増えてきます。ちょっと安心。
会場近くに行くと、「レジストレーションまだの方は左手です!」と案内してる人がいました。外人さんが多いです。受付に行くと、結構列が出来ていました。そうか! 当日受付は、時間がかかるのか!! 前日に受付する人がいるというのはそういうことかー、とやっと理解しました。どのみち、10時からのヴォネガットには間に合わなかったようです。並ぶと「横浜市民割引申込書」が手渡されまして、思ったほど並びませんでした。15分くらいかな?
受付の奥に、アートショーを開催しているので、早速行って見ました。が、だれもいないよー。朝早いからかな。作品をちらと見て、まぁあとから見に来ればいいか、と思って、12時からの企画に参加するため、まずは腹ごしらえ。ぬるいカレーをかっこんで、いざ!!
まずは、「現代日本SF展望その1『ゴジラ』から『日本沈没』まで」に。1部と2部に分かれていて、すごい盛況でした。人が多すぎて、小松左京が見えない! 話は、戦後のSF界を牽引してきた人たちの話でしたが、ラスト間際の小松先生、何を言っているのかわかりませんでした。外人さんに、いろいろ話してたみたいですが、よく聞き取れませんでした。ともあれ、星新一、久しぶりに読みたくなりました。
そのまま、第2部に突入したのですが、ライトノベルの話になったので、中座してしまいました。そういえば、高千穂遙ってあんなふうだっけ!?と思った。自転車にはまってるらしいとおっしゃっておられましたが、ピカード艦長バリのスレンダーボディーでした。(途中入退場が結構自由に出来るので、飽きたら他の企画に行けばいい、ということもわかりました。お客さんが真剣なので、ちょっとでも興味がなかったら中座するほうがいいようです)
14:00からは「SF翻訳というお仕事」。パネラーは、浅倉久志、山岸 真、海老原 豊、嶋田洋一各氏と、あとお一方、日本SFを英訳されている方で、ジーン・ヴァン・トロイヤーさん。「Speculative Japan」という本を、後述のグラニアさんと出されています。この方、非常に饒舌でした。司会の海老原さんは話題の引き出し方が子気味よかった。嶋田さんはとてもよく通るお声で、しかもジーンさんの通訳もしておられました。山岸さんは、はにかんだ感じがとてもチャーミング。ですが、やはり特筆すべきは浅倉久志さんでしょう! もうね、シャイすぎる! SFシャイネスボーイと名づけたい。関西弁がすこーし出る、やわらかい語り口でした。ただ、シャイなあまり、たくさんお話ししてくださらないのです。が、そこはパネラー陣。あの手この手で、なんとか浅倉さんから話題を引き出していて、その雰囲気がなんともほのぼのとして、よかった。
原著が読めないわたしにとって、翻訳者の方の存在はすごく大きい。日本文化に対する理解が進んでいるとはいえない海外では、翻訳者による文章の入れ替えやカットが結構普通に行われているようです。日本の場合、欧米文化に対する理解が深いこともあって、比較的忠実な翻訳がされているらしい。といった濃い話では、客層に普通に混じっておられたプロの翻訳家の方(お一人は中村 融さんだったかな? まだおられたようですが、私自身の知識不足ゆえ、わかりませんでした)とか(多分、有名な)編集者さんとかにも、折々に話題が振られていました。
ところで、浅倉さんの著書「ぼくがカンガルーに出会ったころ」を持っていったので、終了直後にお声をかけさせていただき、サインをいただいてしまいました!!!! 浅倉さんは 「こういうの(パネリストとして人前で喋ること)、苦手なんですよ」とおっしゃいながら、照れくさそうに、わたしの名前と日付を一字一字丁寧にいれてくださいまして(日付が間違っていたけど)、もうメチャ感激しました。
感動の生浅倉詣でを済ませ、もうわたしのワールドコンは終わった、とさえ思ったのですが、グラニア・デイヴィスさんが来日されているので、生グラニア詣でも済ませようと、16:00からの「ニューウェーヴ/スペキュレイティヴ・フィクション」に参加。これがまた、すごくよかったのです!
SF歴が浅いと冒頭で述べましたが、私自身、ヴォネガットくらいしか読んでいなかった。そんな折、先の浅倉さんの本が出て、「SFはこんなに面白いんだよ」と書いてある。これを読んで、もしかして食わず嫌いかしら、と思い、手にしたのが国書刊行会のSFアンソロジー系と、奇想コレクションのアヴラム・ディヴィッドスン「どんがらがん」。ここからわたしの目からはうろこが落ちまくったわけです。SFって奥が深い。宇宙船が出てくるばかりがSFではない。すごい世界もあるんだ、と。
グラニア・デイヴィスさんは、ディヴィッドスンのパートナーとして尽力された方で、「どんがらがん」でも文章を寄せています。また、グラニアさんは日本のSFを海外に紹介する活動もされていて、親日家といっていいと思いますが、一語一語、ゆっくり切ってお話してくださり、通訳なしでも理解できました(通訳の方もおられましたが)。
そんなわけで、ニュー・ウェイブSFについては、翻訳モノを少しかじった程度で、日本の作品についてはまったく知らなかったのですが、ああこれは読まなければ、と思いました。わたしの好きなSFのタイプはこのあたり! パネラーだった荒巻義雄、川又千秋、飛浩隆、山野浩一各氏の作品をチェックしたいと思いました。それから、伊藤典夫さんが偉大だということもよくわかりました。「アインシュタイン交点」、読まなくては。
会場に、巽孝之さんがおられまして(ていうか、わたしの隣に座っておられました)、今回のパネラー陣のサインの入った「日本SF論争史」を特価で販売するということに。これは!と思い、終了後に並んでいたのですが、わたしの目の前で本が売切れに......。巽さんも、申し訳なさそうにされてるし、私自身、ショックでちょっとボーゼンとしていました。
そしたら、近くにいた荒巻先生が声をかけてくださいました。
「あなた、本外れちゃったの? かわいそうに...。じゃぁ、これあげよう」
と、ご自身のバッグから本を一冊取り出すと、サインを入れて手渡してくださいました。「シミュレーション小説の発見」という、荒巻先生の著書でした。いっぱい書き込みとかあるけど、いいかな、と。......もうびっくりしました。ええっ、いいんですか!? 光栄です! すごい!
もらうばかりじゃ申し訳ないと思ったわたしは、あたふたと手帳にはさんであった、わたしのイラストのポストカードを2枚お渡ししました。「お礼の代わりといってはなんですけど......」とお渡しすると、「ボクね、画廊もやってるんだよ」とポストカードを手に取ると「うん、いいね、これ」と収めてくださいました。
なんだか感動でぼーっとしてしまい、帰り際に巽さんにもご挨拶をしようとしたら「ああ、ホントもうしわけなかったです...そうだ、コレ、さしあげますよ。SF特集です。出たてですよ」と、岩波の「文学」という雑誌を一冊くださいました。これにもびっくり。
感動して、帰路につこうとしたとき、なんと廊下にグラニア・デイヴィスさんご夫妻が!! 通訳さんもいないけど、行っちゃえ~~!と思い、エクスキューズ・ミーと声をかけました。「どんがらがん」が大好きなこと、今日お目にかけてうれしかったことを、超ブロークンな日本語混じりまくりの英語で伝えて、握手してもらいました。グラニアさんの手は、とても暖かくて、やわらかかったです。
なんだか、すごい体験が出来ました。SFにかかわる方は、とても暖かい。まっすぐなものを持ってる。すごくよかったです。今日しかいけませんでしたが、次回のSFコンには通し券を入手して臨みたいと思いました。
今回の日記でご紹介した本(カバー写真の見れるもの)一覧です。
Speculative Japan: Outstanding Tales of Japanese Science Fiction and Fantasy
Gene Van Troyer Grania Davis David Brin

ぼくがカンガルーに出会ったころ
浅倉 久志

どんがらがん (奇想コレクション)
アヴラム・デイヴィッドスン殊能 将之

日本SF論争史
巽 孝之

アインシュタイン交点
サミュエル・R. ディレイニー Samuel R. Delany 伊藤 典夫

投稿者 YOUCHAN : 22:34 | コメント (6)
2007年8月 6日
EIZONEワークショップ終了

8月4日、5日は2日連続で「デジタルえほん」ワークショップでした。
参加されたみなさん、改めましてありがとうございました!
楽しんでいただけましたでしょうか?
とくに初日は時間がかなり押してしまい、申し訳なかったです。
といいますのは、「16:00まで」とは仮の姿。
実際は、全員が完成するまで、両日とも17:30過ぎまでかかりました。
ただ、ZAIM側から追い立てられることもなく、逆に
「ゆっくりやっていいよー」の声に、
受講生さんだけではなく、講師であるわたしも安堵いたしました。
とてもいい環境でした。
参加者の層は6歳から社会人までと幅広かったですが
パソコン経験者が思った以上に少なかったし、
タブレットなんて生まれて初めて触る人がほとんど。
「手ごわい相手」でした。
受講された方にとっては、手ごわい内容だったにちがいありません。
Flashを使って、絵を描いて、それを出力して
えほんに仕立てよう、というものなのですが、Flashは高機能すぎました。
理屈がわからない人にとっては、たとえば
ブラシと鉛筆ツールの違いなんて理解できないし、
今回は、ブラシしか使わないようにしましたが、
惑ってしまうインターフェイスであることは間違いないです。
実際のワークショップでは、全員が、時間をオーバーしながらも
最後まで完成でき、達成感を味わっていただけたので
これまたとても安堵いたしました。
特に、2日目は、たったひとりだけ、作業が大幅に遅れてしまいました。
最終日なので、借りたパソコンやタブレットを搬出しなくてはならないため
撤去作業が進む中の作業になりましたが、それでも真剣な表情で
最後の最後まで作品を完成させ、その根気に、ただただ拍手、拍手です。
あ、そうそう、それからすごくよかったのが、
できあがった絵本を見せあいっこしてたとき。
子供たちの歓声がね、あがるんですよ。
みんなでおでこつき合わせて、ちいさな絵本を見入る様子。
これだけで、あーよかったなぁ、って思いました。
講義内容としては、短時間で詰め込みすぎたと反省もありますが、
それを跳ね返すパワーが参加者サイドにありました。
モチベーションが、とにかく高いです。
二日とも、参加者の力量に助けられたと思います。
ありがとうございました。
期間中は、2日連続でまつばらさんにサポートに
入っていただいたり、学生さんのサポートも心強かったです。
こちらも、ありがとうございました!!
投稿者 YOUCHAN : 16:36 | コメント (0)
2007年7月30日
ヒャクテンマン展おわりました

楽しいヒャクテンマン展が今年も終わりました。
ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。
楽しんでいただけましたでしょうか?
また来年もお越しください。
搬出をすませたあと、参加者みんなで記念撮影をしました。
青木さんが持参されてた、フランス製のどっしりとした
三脚をかりて、NORIちゃんがカメラをセット。
セルフタイマーで何枚かを撮りました。
「OKですー」の声に、拍手が沸き、
そしてカメラのまわりを子供たちが取り囲みました。
撮ってもらおうとポーズを決めます。
もっと後ろに下がってとNORIちゃんが声をかけます。
その姿が、とてもほほえましくてよかった。
そして、楽しかったね、また来年会いましょう、といって
バイバイして、帰路に着きました。
投稿者 YOUCHAN : 01:30 | コメント (0)
2007年7月 9日
ブックフェアに行きました

ビッグサイトで開催されていた東京国際ブックフェアに
先週の土曜日、行ってきました。
昨年もその前の年も、なぜか招待状をいただいておきながら
行くことが出来なくて、悔しい思いをしたので
今年は前もっていく準備をして臨みました。
広い会場に、知ってる出版社がわんさと出展しています。
まずは、ご招待くださった瑞雲舎さんのブースへ。
すると、折り紙教室が開催中で、阿部先生が元気に
講師をされていました。
「先生はラストまでいらっしゃるんですか?」
と瑞雲舎のIさんにお尋ねすると
「そうじゃないかなー。だって、今日2時からって書いてあるのに
10時からやってみえるもの~」ですって。
お客さんは引きもきらずで盛況でした。
「YOUCHAN、本にサインして」とIさんに自書を差し出されたので
僭越ながら2冊、サインさせていただきました。
ひゃー、カッコイイ!(違うって)
いろんな出版社がありましたが、やっぱ個人的には国書刊行会です!
昨年の個展のときに、国書の編集のIさんには、久生十蘭の権利継承者
Mさんとご縁を結んでいただいた経緯がありました。
なので、もし会場にいらっしゃれば…と思い、ご挨拶に伺ったのですが
「変わりもんなので、こういう場所には来ないんですよー」ということでした。
伝言をお願いして、少しばかり本の話をして、お買物!
広めのブースには、国書の本がどどーんと平積みで、
2割引を逃す手はありません。(国書の本は少々お値段が張りますから)
「未来の文学」シリーズを3冊ゲットです。
浅倉久志さんのサイン本が1冊ありましたが、
先日読了した本だったので、購入を見送りました。
ああ、残念。
そんな収穫のあった一日でした!

おうちでるすばんでしたにゃー。

まったくですにゃー。
投稿者 YOUCHAN : 10:46 | コメント (4)
2007年6月26日
腰痛もち
先月はおかげさまで結構忙しく、腰痛が来ても放ったらかしだった。
そしたら、これ以上椅子に座っておれないような状況になった。
カイロに出かける時間はないけれど、椅子に座れなくては
絵なんて描いていられないので、電話で当日の予約を入れた。
かなりひどい状態のようで、いつもなら二、三回も通えば
「これで様子を見てください」になるのに、いまだに通っている。
もう六月も終わりだというのに。
腰痛が鈍痛のように残っていると、気分がわるくなる。
些細なことで機嫌が悪くなるのがわかるし、とにかく気力がわかない。
レギュラーの仕事を済ませるのがやっとで、
六月の生産効率は最低だったと思う。ウダウダしてた。
カイロは恵比寿にある。
恵比寿に住んでいたときに見てもらったのが縁だった。
藤が丘に越してきてから、腰が悪くなったとき、
近所のカイロに行ってもぜんぜん治らない。
すがるキモチで、恵比寿に行ったら一発で治った。
ネコ病院と美容院とカイロは恵比寿時代のサービスを受けている。
遠くても、仕方がないのだ。
遠いといっても渋谷まで急行を使わなくても40分だから、
まぁいいかーという気になっている。
そんなこんなで、いまだに通っていて、
さすがに最近は週一ですんでいるのだけれど、
施術代も値上がりしたし、保険は効かないし、
どうしたもんかと思っていたのだが、
昨日行って、今日目覚めると、ずいぶん腰が楽に。
こんな気分は久しぶり。明るいのだ。
先週、施術に通う途中で、前に立ったサラリーマンのカバンが
わたしの本の上に落下して、本が折れてしまった悲しみすら
なんだか遠いことのようだ。
体調が悪いと、気分も落ち込むし、いいことないと
つくづく実感した。
腰痛が治まったら、とにかく腹筋をつけねば。背筋も。
投稿者 YOUCHAN : 20:39 | コメント (2)
2007年5月11日
ご無沙汰してしまいました…
あっという間に、もう5月も半ばに近くなってきました。
連休も終わって、ずいぶん初夏の雰囲気になってきましたー。
連休は、前半で東京下町探検よろしく
浅草~上野~アメ横~秋葉原を歩きました。
ウチはクルマがないので、移動は専ら電車です。
が、都内はどんどん歩いてもそんなに苦にならないので
がつんがつん歩きました。
途中、上野の不忍池でまったりしようと思ったら、
とんでもない人手でした。トホホ。
秋葉原は、駅前の中華料理店目当てで行きました。
天府(てんふ)というお店で、四川麻婆豆腐がびっくりするほど辛いのに、
思い出すとヨダレがでてくるくらい美味しい!
山椒の辛味が病みつきになり、わざわざアキバにいく予定を作っては
ここで食事をしてしまいます…。辛いもの苦手なのに!
お店の作りも落ち着いててよいです。
連休の後半は、鎌倉に行きました!
が、もうどえらい人手で、なんじゃこりゃ~、でしたが
道をそれて山の方へ向かうと、すごく静かで
ステキでした。お寺、よかった~~。
寿福寺、とてもよかったです。
…う。麻婆豆腐食べたいなぁ…。
投稿者 YOUCHAN : 17:50 | コメント (0)
2007年4月 4日
WEBラジオ
![]()
WA1(上写真)を導入して以来、仕事部屋のBGMは専らWEBラジオです。
WA1の液晶には、ラジオの種類は載っていても、曲目やラジオ局の情報が載らないので
気になる曲があっても調べようもなかったのです。
いや、もしかしたら載る方法があるのかも…わかってないです。
が、WA1が配信しているのは「live365.com」とわかり、
検索してようやくお気に入りの番組が「Alternative Rock」だと判明しました。
ウチ好みの選曲で、い~い感じです。
前に取り上げた「OK Go」もかかります。STINGとかも人気あるみたいです。
難点は、ときどき接続できなくなることですけど、
昔のラジカセ感覚でお気に入りです。
最近、よく掛かっているのは
「Catch the sun」 by DOVES
「Walkie Talkie Man」 by Steriogram
「The Stars Of Amateur Hour」 by The Reputation
あたりです。元気がよくてよろしい。
Lost Souls
Doves 
2週間くらい前によくかかっていました。けっこう印象に残ります。
Schmack!
Steriogram 
今、よくかかります。人気あるのかな~。
The Reputation
The Reputation 
アマチュア・アワーって…SPARKS!?違うかー。ジャケ写がありません。
投稿者 YOUCHAN : 22:48 | コメント (2)
2007年3月19日
東京タワーにのぼっタワー

誕生日だった3月17日は、東京タワーに登りました。
誕生日の人は展望台サービスなんですよ。
しかも、タワーカフェでケーキサービス!
…ですが、カフェが満席で、カウンター(というか展望エリア)で
立ち食いケーキしました。
投稿者 YOUCHAN : 20:28 | コメント (4)
2007年3月11日
神保町おさんぽ日記
仕事の目処がついたのもあり、ようやく土日にゆっくり過ごせるようになりました。
そこで!行きたくて行きたくて仕方のなかった神保町に、土曜日に行って来ました。
ただ行っただけでは疲れるので、今回は事前に調査していきました。
ひとつはミステリーの専門店、ひとつは時代小説の専門店。
BOOK TOWNじんぼうで検索して、富士鷹屋と海坂書房をまず押さえることにしました。
富士鷹屋は、探偵小説専門店と銘打たれていまして、とくに
鮎川哲也や都築道夫に力を入れているということでしたが、
お店に入ってすぐに飛び込んできたのが、江戸川&横溝ラインの充実振りでした。
や、やばい!今回はクロフツ目当てで来たはずなのに…とおもいつつ、
ぐぐっと押さえて横溝正史を4冊だけ(だけ?)手に取っているわたくしでした。
購入したのは「悪魔の寵児」「びっくり箱殺人事件」「夜光虫」「不死蝶」。
昔の角川文庫は、主に中島河太郎さんの解説が載っているのでいいんですよねー。
表紙は今の新装版の方が個人的には好みですが…解説も復活してほしいなぁ~。
そういえば、人形佐七も一通り文庫でそろってました。
初めて文庫の実物を見ました。
乱歩は、いろいろな出版社の文庫全集がありました。人気のある作家ですね。
そういえば、久作の角川版も何冊か発見! あの米倉斉加年挿画です。
(購入は控えました。何冊も久作を持っていてもね~…)
お目当てのクロフツはモチロン、A.クリスティーやD.カーといった
一流どころは無駄なくいい感じで揃っていました。
ちなみに、このお店は「在庫が膨大」というよりも
センスのいい品揃え、といった印象です。
ああ、マイケルのように棚の端から端まで買ってしまいたい……と、
セレクトしたのは下図の3冊です。

「アクロイド殺し」というタイトルでも出版されていますが、
あまりにもその名を小説の中で目にするので、購入してみました。
クロフツはまだ「クロイドン」と「樽」の2冊しか読んでいないので、
お試し期間だと思って、2冊に絞りました。
そして、なんと!このお店で、わたしはオヨヨ大統領にも出会ってしまったのでした!
ほらっ!!

ああー嬉しい。まさかここで大統領に出会えるとは!
ほくほくしながらレジにいくと、近くには百間先生の本がたくさん!
「あら!? 百間先生が…」
そんなわたしに、店主の女性は
「ええ、ウチは結構百間先生揃ってるんですよ~」
…あれ?ここって探偵小説専門店では??(笑)
富士鷹屋を辞して、次に向かったのは海坂書房。
お目当ては、杉本苑子さんの本!
ありましたよ~~~。うひー。

杉本さんの小説は、美味しい水のようです。
するすると無理なく身体に入ってくる。
なのに、その滋味を表現する言葉が見つかりません。
ときに悲しく、ときに理不尽で、ときにほのあたたかな世界。
もっと普通の書店でも沢山扱って欲しいです。
随筆もみつけました。状態もよく、デザインも品のよいハードカバー。
20年も前の本と知って驚きました。

お会計を済ませようとレジに行くと、富士鷹屋と同じ、紺色の包装紙でした。
神保町では一括して包装紙を仕入れているのかな~と思いました。
本買いすぎたかな…ちょっと重いな…これからはカート必須だなぁと思いつつ、
神田古書センターへ。ここは、いろんな書店が入っている雑居ビルのような場所です。
その中の中野書店は、昔「久生十蘭全集」を購入したことがあるのですが、探偵小説が充実しています。
ショウケースには、初版・函つきの久作「ドグラ・マグラ」や
虫太郎「オフィリヤ殺し」などが鎮座ましましています。
「ドグラ・マグラ」は8万円だったっけ? 高いです!
復刻版を持っていますが、それと確かに同じです。が、
どこが違うのか見たい見たい! と
舐めるようにショウウインドウを眺めて過ごしました。
そういえば、小栗虫太郎の本が沢山ありました。
人気作家だったのでしょうね。
そんな感じでくたくたになったので、神保町散策は2時間でお開き。
その足でWebladyの家を襲撃し、ジュースとお菓子で疲れを癒したのでありました。
それにしても、どの書店に行っても漱石全集は必ず山積みになっています。
また、探偵小説作家の中では、乱歩は別格だと思いました。
どこにいっても乱歩は置いてあります。
乱歩と漱石。二大巨頭といったところでしょうか。

昨日の戦利品。
---
昨日読んだ本です。
Kさんにずっと前に借りていて、そのままになっていました(ごめんなさい~)。
ジュブナイル「ドグラ・マグラ」という感じ? んー、違うかな。
黒い四角形での伏字 「…■■■」みたいな感じです。これ、怖いです。
内容は、虚構は虚構でしかない現実を、リアルに描いてると思いました。
いい内容なだけに、あとがきが蛇足っぽく感じて、そこが残念でした。
表紙のイメージもよいです。
落とし穴―鎌倉釈迦堂の僧たち
杉本 苑子 
金曜日に読んだ本。
僧たちが鎌倉の釈迦堂を拠点に行っていた貧者救済活動を
描いたオムニバス作品です。実話が元になっています。
理想と現実の狭間、という点では、もしかしたら
先の「ピーターパン・エンドロール」に近いかもしれません。
慈善事業に対する矛盾について、疑問を投げかける形で終わっていますが
あとがきで、その慈善事業が崩壊してしまったとあり、
なんともいえない気持ちが残ります。
投稿者 YOUCHAN : 17:25 | コメント (0)
2007年3月 8日
水羊羹

写真撮るの忘れたー。明日にでも……。
今日、クール宅急便が。知らない名前の人から和菓子が届きました。
…知らない人から物が届いたよ!といいながら、包みをばりばりと開けるおいら。
すると、箱の中はお菓子が。
そして、箱の下にはさらに薄い箱が。そこには水羊羹!!
中に手紙が入っており、差出人が判明しました。
昨秋、「こんなサイトはいかがでしょう」の取材で
いしかわ動物園に行ったとき、近くを通りがかったお子さんにトニーさんを持たせ、
写真を撮らせてもらったことがありました。
怪しいものではありません~という意思表示のつもりで、
わたしの名刺を渡しておきましたところ、
本のことをチェックしてくださっていたようでした。
写真が載っていることをお子さんもとても喜んでくださっていると
手紙にはありました。
また、ご自宅が和菓子屋さんで、お店で作っているお菓子を
お送りいただいたのでした。
ご連絡先をお尋ねしなかったことを悔やんでおりましたので、
こんな形でご連絡いただけてよかった!と思いましたが
それにしても和菓子、こんなに~。
福井のうさぎやさんという和菓子屋さんですが、
いや~~~~、美味いです!
福井では、暖かい部屋で冷たくした水羊羹をたべるんだそうです。
冬に水羊羹。確かに、美味しい。
そして、甘さがかなり抑えられていて、美味い~~~!!
2月いっぱいくらいで水羊羹はおしまいなんだそうです。
ありがとうございました!!>うさぎやさん
投稿者 YOUCHAN : 01:07 | コメント (4)
2007年2月27日
チョコレート

マイミクのmikaさんから手作りチョコが届きました。
さくらんぼボンボンを中心に、バラエティ豊かなチョコがたっぷりー!
すごく美味しいの~。んんん、感激。
冷蔵庫にまだあります。少しずつ頂きます。
mikaさん、ありがとう~~~!
甘いものは人を幸せにするなぁ...と思いました。
そんな気分を絵にしてみました。

マダム・ショコラティエ
投稿者 YOUCHAN : 20:46 | コメント (0)
2007年2月10日
わらしべ交換
先日終了したカレンダー展の最終日、
お~が姐さんこと大賀さんと、著書の交換をしました。
姐さんの本は、とても豪華なイラレマスター本で、
得したおいらでした。わらしべ長者か。
そのご本が「イラストレーターのい・ろ・は」です。
手にとって思うのが、なんといっても、本としての美しさ!!
大判で見やすく、手触りの良い、まるで絵本のような作り。
そして、その作例が美しい!
他のイラレ教則本とは全然違う。群を抜いています。
あたりまえだけど、Illustratorってソフトって
絵を描く道具なのねぇ~とため息ものです。
知らない機能も満載だったので、勉強になりました。
イラストレーターのい・ろ・は
大賀 葉子 
投稿者 YOUCHAN : 22:01 | コメント (0)
2007年2月 7日
カレンダー展、終了
2月5日に、伊東屋ギャラリーのe-spaceカレンダーイラスト展が
盛況のうちに終わりました。銀座という場所柄と、伊東屋パワーのおかげで、
1600人を超える来場者が期間内にあったそうです。
これはすごい人数です!
会場は、プレス以外は撮影禁止だったので、
プレスの許可を貰って撮影してくださった岩崎さんの手による
写真を以下にアップします。

通りから見える、伊東屋エントランスの垂れ幕。
イラスト制作はちずわさんです。

9階のギャラリー入り口。会場はとても広くて明るかったです。

わたしの展示作品です。
レストランのために描いたDMイラストを、カレンダーに仕立てたので
登場キャラクターがみんなイタリアンを食べています。
楽しくて明るい雰囲気を大切に描いたものなので、
カレンダーにピッタリでした。

わたしの展示エリアは、両隣とも女性イラストレーターのせいか
ぱぁっと明るく、華やいだ雰囲気です。いい感じです。
わたしの作品の左側がみやかわさん、右隣が山内さんです。

ポストカード販売什器。
結構、皆さんお買い求めでした。見てる傍から、売れてゆく~。
楽しく、充実した展覧会でした。
もっと会場に行きたかったなぁ~というのがホンネです。
それにしても、毎年、カレンダー展は気合が入っているe-spaceだなぁと思いました。
自分もそうだけど、みんなも仕事につながるといいね!
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。多謝!
投稿者 YOUCHAN : 14:07 | コメント (0)
2007年1月28日
こんな近況はいかがでしょう
こんな3連発。
その1:こんな平積みはいかがでしょう。

町田の有隣堂にて平積みされてるおいらの本。
左においてある本のタイトルがイカス。お互い、売れるといいね、と思った。マジで。
その2:こんなカレンダーはいかがでしょう。

29日からのカレンダー展の準備がようやくできましたー。ひー。
これは展示用のダミーカレンダー。コマが透けとりますがな……。
その3:こんな大福はいかがでしょう。

眠る大福。ウチではぷく姫と呼ばれています。すやすや可愛い寝顔ですにゃー!
投稿者 YOUCHAN : 01:34 | コメント (0)
2007年1月 5日
あけましておめでとうございます

知らない間にお正月が終わってしまいました…。
30日に体調を崩したトゴル家は、寝込んだまま年明けを迎え、
夫婦で風邪やらノロやらピンポンリレーした、最悪な状況でした。
今日になって、ようやく大分復活しました。
でも万全ではないので、連休もうだうだ過ごすことになりそうです。
……きゃー、もういや~ん!
あ。書籍の裏話は、次回掲載しまーす。
いしかわ動物園顛末記を予定しております。
投稿者 YOUCHAN : 13:22 | コメント (0)
2006年11月30日
無事終了しました!

ハピ・ハピ☆クリスマス展が、昨日盛況のうちに終了しました。
と~~~~~~ってもよい展示でした。
ご来場くださった皆様、ほんと~~~~~にありがとうございました。
展示の様子や感想、会場の写真は後日、
どどーん(?)とUPしたいと思いますので、しばしおまちください。
投稿者 YOUCHAN : 14:22 | コメント (0)
2006年10月10日
復刻創世記
日曜日に復刻創世記のライブに行ってきました。
GENESISのトリビュートバンドで、18:30開演で
終わったのが22:00回ってました。
1曲が長いからねー。
それにしても、被り物が見れてスゴくよかったです。
演奏も巧いなぁ~。もうプロになっちゃえよ!とか思った。
ツインドラム、カッコイイ。
けど、今日ひどい過労と筋肉痛です。
今朝、BさんからTELがあって、「あれ?元気ないけどどうしたの?」
と見抜かれるくらい、過労です。
昨日もへばっていたけど、今日の方がひどい。
うーん。両足が筋肉痛…。座って観てたんですが。
観てただけなのに。
筋肉痛のときは、動かすのが一番なので、
とりあえずJOBAに乗っときました。お仕事もがんばりましょう。
ところでGENESISは、日頃BGMにしてたのと、
前日に予習をしておいたので
NORIちゃんもバリバリ楽しめたようです。
が、客入れの時に掛かっていた曲でNORIちゃんに
「この曲目、何?」と聞かれると、一瞬、みんな悩んでしまいました。
「…あ。えとー」
「あのアルバムで…あの、ほら」
「…あ!Firth of Fifth」
「あー、それそれ!」
みたいな会話が…。One for the Vineだっけ?
インスト部分で曲目を聞くなー!(笑)
Seconds Out
Genesis 
投稿者 YOUCHAN : 22:32 | コメント (4)
2006年10月 7日
トラックバック辞め!
ここのBlogが最近すごく重くてなぜだろうと思っていたのですが、
その原因がトラックバックスパムということが判明しました。
フィルタリングされていて気がつかなかったのですが、
ひどいときには数分おきに毎日毎日…。
ということで、もうトラバは辞めにしました。
社会派なBlogでもないので、トラバはほとんど要らないと思うし。
トラバを外したとたん、軽快になりました。
※しかも、アタックされてる最中でした。
トラバをこれまで打ってくれた方々、
これから打とうと思ってた方々(もしいたら)ほんとーにスミマセン。
おわびに猫の写真を…

ちゃぶ台の下の大福(背後にTOM)
投稿者 YOUCHAN : 23:03 | コメント (4)
2006年10月 2日
コドモのみなさんへ
昨日は法事。元気いっぱいな姪っ子3人の洗礼を受けてきました。
以前に会ったときより、確実に言葉が通じるようになっており、
非常に面白い。エネルギーが有り余ってるなぁと思いました。
コドモはいろんなことを大人に聞いてきます。
わたしも大人なので、いろいろなことを聞かれました。
ゆーちゃんは(姪っ子たちはわたしのことを「ゆーちゃん」と呼びます)
お母さん(わたしの妹)のお姉さんなの?
お母さんとゆーちゃんはどっちが先に結婚したの?
どうしてゆーちゃんは子供がいないの?
仕事が忙しくて子供が育てられないから?
などなど。
車中、妹夫婦が「コラ!」と怒っていましたが、それを軽く制し、
どうしてわたしたち夫婦に子供がいないのかを話しました。
少し難しい話をしましたが、彼女達なりの知識をフル稼働して、
彼女達は、それをきちんと理解してくれました。
今はコドモのみなさんへ。
大人には、どんどん質問してください。
大人っていうのは、コドモにくらべて、ただいろんな経験を積んで、
ただ余分に長く生きているだけの存在です。
だから、あなたたちが知らないことを、余分に生きた分、
知っていることが多いだけ。特別な存在ではありません。
あなたたちも、ゆくゆくは大人になるのだから。
だから、何を聞いてもかまわない、とわたしは思います。
知っていることなら、きっと大人は話してくれます。
けれど、大人は万能じゃありません。
答えが必ずしも得られるわけではありません。
「大人は完璧ではない」と心得てください。
答えが出ない問題のとき、コドモのみなさんは、
その大人と一緒に答えを考えましょう。
今、その答えが出ない問題のとき、大人の人は、
「解らない」と伝えましょう。
そして、コドモのみなさんへ。
一人でも多くの人の考えに触れるには、やはり本を読むことです。
学校の図書館にある本を、1冊読むごとに、あなたの中に
一人分の別の人の考えが増えてゆきます。
答えが一つではないケースもたくさんあります。
いろんな大人に聞いてみましょう。
運悪く、怒る大人がいた場合、その大人にとって、
なにか都合が悪い問題なんだな、と
ちょっと先回りして察してくれると、大人はとても助かります。
一緒に、答えを見つけていきましょう。
投稿者 YOUCHAN : 16:02 | コメント (0) | トラックバック
2006年9月19日
乗り越えたのだ
…ということで、18日はお休みを取りました!
できたてのIKEA@港北店に行ってきました。
……も、ものすごい人でした。
ただ、シャトルバスの本数が結構出てましたので、
そんなに待たされることはありませんでしたが。
しかし、到着するも、入場者制限してました。
その間にチョコレートキャンディーとかうちわとか
タオルハンカチを配っているIKEAスタッフ。
ただ、食事のタイミングを逃してしまったわたしは
低血糖になると耳がおかしくなる体質なので、
しゃべれなくなり、もう戻ろう!ということに。
(人の声は普通に聞けるのですが、自分の声が
耳の中でガンガン響いてしゃべるのがツライんです)
シャトルバスで新横に行っても、食べる場所がない!
もうこうなったら次の目的地へ行くぞ~!と横浜駅方面へ。
…大きな声ではいえませんが、
「日本以外全部沈没」を見ました。
金を返せ 金を返せ♪というベン・フォールズ・ファイブの
曲(Song For The Dumpedの日本語版)が脳内で鳴り響きましたとも。
それにしても、横浜駅周辺は、すごいですねぇ。
また新しい商業施設が出来てて、食べるとこも一杯あるし
耳が変なのもポーンと治ったし、ようございました。
(耳の変なのは食べれば治ります)
本日のBGM:Song For The Dumped/Ben Folds Five
投稿者 YOUCHAN : 01:41 | コメント (6) | トラックバック
2006年9月 5日
安彦良和原画展
ようやく八王子夢美術館に行ってきました。
お目当ては、「安彦良和原画展」。
1stガンダムが大好きなのは、ストーリーもモチロンなんだけど
人間味の溢れる安彦氏の絵が好きだからっ!
展示数は、相当のものでした。とにかくスゴイ量でした。
そして、30代の頃の絵と、最近のものと比べても
全く遜色がない…ものすごい画力というか力量です。
ビックリしたのは、あのこってりとした80年代の絵、
わたしはずっと油絵だとばかり思っていましたが、
ポスターカラー+水彩だった!!ということです。
しかも、現在もポスカ+水彩です。
迷いのない大胆なタッチと、繊細で緻密な描きこみが
同居して、そして構図が独特。
たとえば、小説のイラストでも、挿画と表紙では全く違った工夫されてあり、
ああ、こういうことか!と気がつくこともたくさん。
とっても勉強になりました。
歴史モノの漫画の原画もすごくよかったです。
(ロボット描きたくなかったんだろうな~とちょっと思いました)
また、「オリジン」のサムネイルとラフと原画が圧巻。
比較して何度も見ました。
サムネイルの段階でほぼ完成されてて、すごくよかったです。
美術館の入り口の外には、安彦氏のインタビュー映像が
ループ上映されてて、控えめで暖かい人柄が伝わってくる感じが
なんていうか、想像通りの人だったなぁーと思いました。
似顔絵どおりの方でした。
仕事机の上には何もなくて、本当に面相筆だけで描いてるのに驚きました。
未見の方、オススメです。ぜひぜひ。
投稿者 YOUCHAN : 23:46 | コメント (0) | トラックバック
2006年8月28日
明日の神話
24時間テレビがあったことなんかトンと頭になかったのに
「31日までだし!」とハタと思い立ち
岡本太郎の「明日の神話」を見に行きました。
(おかげでどえらい人出でした…失敗したぁ)
岡本太郎の作品は、基本的に撮影OKです。
OKなんですが、写真撮れなかったです。
じーと見てると、涙腺がぶわわわとなってくるので
岡本太郎の作品はやばいぜ、と思いました。
でっかいです。強いです。やっぱ岡本太郎でした。
この人の絵って、好きなタイプじゃないです。
なのですが、いつまでも見続けていられる絵でした。
同じ場所にずっとずっとたたずんでいられる。
ただ、日テレのスタッフさんが希望者のカメラで
記念撮影をしてくれるサービスをしてたんですが、
岡本太郎の絵を背景に「Be TARO!」って声をかけてた。
そ、それだけはナントカしてくれ…と本気で思いました。
この壁画の落ち着き先、はやく決まるといいな。
岡本太郎は東京の生まれだから、東京都内がいいのかな。
常設展示できて、だれもが自由に見れて、
ちゃんとした設備の場所に収まって欲しいなと思います。
投稿者 YOUCHAN : 17:12 | コメント (4) | トラックバック
2006年8月17日
10代の遺産

昨夜、圧縮データをサーバにアップして、その確認のためダウンロードしていた所、
どうもブラウザの挙動がおかしい。
なんどもやっていたら、変なアラートが出て、
ツールバーのショートカットが全部なくなっていた。
というより、ブックマークそのものが古いものになっていた。
よくわからない。戻らない。
夜中だったこともあり、頭がぼーっとしていたのも原因かも。
とりあえず、ブックマークのバックアップは取る様にしようと思った。
古いブックマークをみていたら、あまり見ることのなくなった
Blogを発見したので読んでいた。
わたしは気になる記事を書いてるサイトがあれば
とにかくブックマークするので、知り合いじゃなくても
プライベートっぽいBlogのブックマークが無尽蔵にある。
30代になって音楽を熱心に聴かなくなった、という日記に
心を惹かれた。たしかにそうだ。
10代の頃のように、熱に浮かされたような音楽への思いは今はないし
当時の音源ばかり聴いているし、
今聴いているのは、10代の頃に熱中した
ミュージシャンの新譜だったりするし。
こういうのを老いと言うのだろうか。ふと思ったり。
最近は、本を読むことが10代の頃に音楽を聴いてたみたいな感じ。
内田百間には35歳で、横溝正史・梨木香歩・重松清らに出会えたのは38歳。
アタマに言葉が入ってくる時期に出会えてよかった作家たち。
それにしても、昔読んだはずの本の内容を、全く覚えてない。
言葉が意味を成して頭に入っていなかった。
ちなみに、10代でアタマに刷り込まれた本は、おそらくたった2冊。
ヴォネガット「スローターハウス5」と久作「ドグラマグラ」。
この2冊は、何度も何度も読んだから。
ヴォネガット「青ひげ」「ガラパゴスの箱舟」「ホーカス・ポーカス」等
読み直さなくては。
写真は、お昼寝する大福。ケータイで撮りました。
画質の悪さは可愛さでカバー。
投稿者 YOUCHAN : 14:09 | コメント (3) | トラックバック
2006年8月16日
夏休み
なんとなく14日までトゴルは夏休みでした。
15日も休みたかったのですが、諸々の締め切りが迫ってきているので
わたしはお仕事に戻りました。
でも、あんまりはかどんない…。マズイな。
8月15日は、お盆で、終戦記念日で、だからなんとなく
お休みモード、とイトイ新聞に書いてあって、
ああ、ほんとだなぁ、と思いました。
「物語はあらすじを伝え聞くのが一番オモシロイ」と
ヴォネガットが言っていました。
先日、ワタシは感動したけど、NORIちゃんはギブアップした
「エンジェル エンジェル エンジェル」のあらすじを聞かせたら
「…いい話だねぇ」と感動していました。
そういうものだ。
エンジェル・エンジェル・エンジェル
梨木 香歩 
投稿者 YOUCHAN : 00:11 | コメント (0) | トラックバック
2006年7月23日
ヒャクテン終了
立体ヒャクテンマン展11thは、本日(23日)に、無事終了しました。
夏休みに入って、スグに最終日だったので、
お子さんが来場して遊べる機会が少なかったのがちょいと残念でしたが、
それでもみんな、一様に楽しんでくれたようで、ホントよかったです。

NORIちゃんと共同で作った16パズル。檜のブロックの絵合わせです。

壁には「おてほん」を用意。大人はお手本を見ながら絵合わせをしますが
こどもはそんなの見やしません。

日本を代表するベテランイラストレーター、シラリンさまと共にかぶりモノに興ずるワタクシ。

日本を代表するおさかなイラストレーター、友永氏 かぶりモノを強要されるの図。
ヒャクテンは、出展する方だけじゃなくて、見る方も楽しめなくちゃねー。
(※写真、追加しました)
ご来場くださった皆様、ありがとうございました。
ところで、当番に出かける間の電車の時間は読書タイムなのですが、
今回は3冊。全部横溝でした。横溝ブーム再燃中です。
●仮面劇場
由利モノ短編集です。
やはり由利先生の時代は、耽美的な作風が漂う感じがしていいな~と思います。
●悪魔が来りて笛を吹く
短編の次は長編がいいなと思い、コレにしました。
時代があちこちに飛び、登場人物がどんどん増え、あれ?この人誰?状態に陥りつつも、
ぐんぐん読ませちゃう面白さは秀逸。やっぱ横溝は長編がいいです。
「イカの墨のようにドズ黒いものが腹の底に広がるような」と、
「熱い鉄串を脳天からぶち込まれたような衝撃」という表現が特に多発してましたが、
そんなの気になりません。(気にしていては読めない)
全体に、ちょっとダークな雰囲気が覆っていて、個人的に好みです。
●蝶々殺人事件
由利先生モノ最後の長編。「本陣殺人事件」と同時進行で書かれていたとは思えません。
3本指に入るかもしれない出来だと思います。
この冒頭で、由利先生が疎開先で甘薯作りに精を出していた下りは、
小栗虫太郎へのオマージュだったに違いありません。
小栗虫太郎は、疎開先で甘薯を作っていて、
「砂糖が取れたら君の所に送ってあげるよ」と手紙を横溝に送ったそうです。
「届くのを楽しみにしています」という返事と入れ違いに、
小栗の訃報を知らせる電報が、ご子息から横溝宛に届いたのだそうです。
かつて横溝が喀血して、穴を開けた原稿を埋めてくれたのが小栗虫太郎でした。
そして今度、小栗があけた新連載の穴を埋めたのが、この「蝶々殺人事件」。
このエピソードは、「横溝正史自伝的随筆集」の『ピンチヒッター』に書かれていました。
余談ですが、今日「蝶々殺人事件」を行きがけに読み終えてしまいました。
帰りに読むものがない…しまったぁ…と、わたしはボーゼンとしてしまいました。
NORIちゃんいわく、そのときのわたしは、とても悲しそうな顔をしていたそうです。
投稿者 YOUCHAN : 23:14 | コメント (5) | トラックバック
2006年4月10日
Illustars F.C.展
昨日、4月9日に終了した、Illustars F.C.展。
写真を少しばかりUPしたいと思います。
えと、わたしをはじめ、数名は、オープニングのみ参加の
予定でして、最初はこういう感じで展示されていました。

正面から見るとこんな感じ。

でしたが、結局「J1昇格」ということで、下図のように
本展示会場へ移動し、結局期間中はずっと展示させていただく運びとなりました。

ところで、「自分で作ったのか!?」とのお尋ねの多かった
下写真のジャージ(自称マネージャージャージ)ですが
伊藤製作所というTシャツ屋さんで購入しました。
Yahoo! Internet Guide誌で連載してるイラストエッセイで取り上げた縁で
すっかりこのセンスにほれ込んでしましまして、購入しました。

よく見てください。熊じゃなくて、パンダです。木彫りパンダ。
生写真ももらえますよ。

搬出が終わって、会場を閉める8時までの短い時間、
残ったお酒をみんなで飲んで、打ち上げをしていました。
…って、このレポって展示の様子がほとんど解らないですね。
だははははは。
ほとんど、飛び入り参加で、なにも協力できなかったですが
知ってる顔も大勢いたし、新たに仲良しになったイラストレーターさんもいて
ほんっと楽しかった。参加させてもらえてよかったです!
投稿者 YOUCHAN : 14:58 | コメント (7) | トラックバック
2006年3月24日
USBが壊滅した夜
あれは春分の日のことじゃったぁ…。
先のエントリーのズゴックさんの勇姿をさっそく写真に撮り
blogにUPしようと、デジカメとパソコンをUSBでつなぎました。
そしてデジカメの電源を入れた瞬間、パソコンに異変が起きました。
あれ? 画面がフリーズしてる。
あれ?? タブレットのパイロットランプが来て無い。
あれ??? マウスが動かない。
デジカメの電源を入れた瞬間、USBでつながっているデバイスが
全て反応しなくなったのでした。
そのとき、NORIちゃんは納期に追われて体力も気力もへろへろで
いつものように「なんとかして〜〜〜」と頼り切るわけにはいきませんでした。
「病床からアドバイスをミライに送るブライトさん」状態で、
対処法をアドバイスして貰いつつも、泣きそうになりながらいろいろやってみましたが、
もうどうにもこうにもなりません。
そこで、データサーバ用に使っているUSBボードを一時拝借して
刺してみました。すると、動きました!きゃぁ〜〜〜!!
クララが、クララが立った〜〜〜〜!
この瞬間に、
ああデフォルトで付いてたUSBは全滅したんだな
と認識を新たにしました。
そこで、翌日ソッコーでUSBボードを購入して、
自分でPCの蓋開けて、自分でボード差し込んで、自分で復旧しました。
…つーか。今までNORIちゃんに頼りすぎだったなと思いました。

写真はNORIちゃんの腕の中で本気(マジ)寝しようとしている大賀(たいが)。かわいい。
投稿者 YOUCHAN : 20:08 | コメント (0) | トラックバック
2006年3月 6日
東京駅
「焼けた後の東京駅の惨状は筆舌の盡くす所にあらず。
廃墟は静まり落ち着いている筈だが、東京駅は未だ廃墟でもない。
亡びつつある途中である」
内田百間「東京焼盡」から一部抜粋です。
日曜日。東京ステーションギャラリーに行きました。
東京駅は、戦争で焼け崩れてしまった部分の修復工事のため
今月末で赤レンガ建築の中の店舗・ホテル・ギャラリーの営業は5年間休業、
2011年に、在りし日の姿でお目見えするとのことです。
「今後、爆撃により破壊された部分の復元を含めた増改築が行われる」と
Wikiにも書かれてありました。
61年前の大空襲で「亡びつつある途中」と評された東京駅。
言い換えれば、61年間、残せる部分はそのまま使い、改修されて使っていた。
東京駅の改修工事、とても楽しみな反面、
当時残ったものがなくなってしまうことに一抹の寂しさを覚えていました。
実は、東京ステーションギャラリーの展示は日曜が最後でした。
展示物そのものよりも、その建物の中に入りたくて行ったようなものです。
もしかしたら、この赤じゅうたんの階段は、かつて百間先生が
歩いのたかもしれない…なんてことを思いながら。
投稿者 YOUCHAN : 02:37 | コメント (2) | トラックバック
2006年2月 9日
今日から展示スタート!
昨日はカレンダー展の搬入でした。
昨年、会場が狭かったので、一人当たりの展示スペースが小さかった。
その経験があって、今年のカレンダーの展示作品を
コンパクトにまとめてしまい、場所を大幅にもてあました人が
何人かいました。というか、それ、わたしです。あはは。
試行錯誤して、なんとかボリュームアップをはかりました。
OさんとかYさんとかも苦労されてました。
そのせいもあって(?)、にぎやかで楽しい展示になりました。
よかったよかった。
運営委員の皆さんのご苦労にも頭が下がります。
コンセプト21というギャラリーは、ハナエモリビルの脇の道を入って、
クレヨンハウスを通過してしばらく歩くと見えてきます。
ぜひお運びください。明日17:00からオープニングパーティーです!
投稿者 YOUCHAN : 13:42 | コメント (0) | トラックバック
2005年12月22日
展覧会、ありがとうございました

もっちーに頂いたお花です。すごく大きな花束でした。
22日に、無事「アーティスト ポストカード&カレンダー展」が終了しました。
当番にいけた日も、19日と22日だけだったのですが、
いろいろな方にお越しいただきました。
寒い中&年末進行の中、ありがとうございました。
立地が銀座と非常によかったためか、会社帰りに、とか
会社に行く前に、という感じでひょいっと寄っていただけました。
販売していたカレンダーは完売しました。ありがとうございました!
ハガキも販売しまして、中でも、今月号(2006年1月号)の「Manyo」の
連載「文学山房」に描いた「雪のひとひら」が売れ行き好評でした。
この路線はなかなかいい感触だなーと思いました。

好評だった「雪のひとひら」です。
私の今後の予定ですが、
2月に表参道のコンセプト21にてe-spaceカレンダー展に参加します。
今回出した作品じゃないのを出展しますのでお楽しみに!
カレンダー仕事をGETしたいものです。
そして、5月には、四谷ゑいじうにて、個展「文学山房」を開催します。
ゑいじう丸ごと文学山房尽くしにしてしまいます。
BGMも文学山房でセレクトした音楽を流します。
描き下ろしも予定しております。気合入っております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

YOUCHANの展示の様子です。

NORIの展示の様子。グループ展初参加でした。
投稿者 YOUCHAN : 23:54 | コメント (3) | トラックバック
2005年12月12日
搬入に行ってきました

ピンクの象が目印です。わしちゃんが描いた象だぞう!
明日13日から展示が始まりますので、本日搬入にいってまいりました。
11時半からの搬入なのですが、寝坊してしまいまして、お昼過ぎに到着しました。
いい場所がなくなるー!とあわてて行ったのに…
…誰もいませんでした。
…イラストレーターは朝が弱いのであります。

オケツを向けてて失礼しま〜す。

むーん。なんか考えてるようです。

グッズの販売管理のシールをぺたぺたと貼っております。
この段階で、トゴル以外、まだ誰も来てません。

POPを描いてます。上手と褒められると何でも描くようです。

遅れてやってきた宮重さんです。なんか仁王立ちしてます。
彼女、表参道で個展も同時開催してます。搬入のあと見に行きました。
すげーオシャレでイラストの雰囲気に合っててよかったっす。
ギャラリー内は、オーナーの金田さんがクリスマスの飾り付けを
一所懸命してて、この手作り感がいい雰囲気なのです。
明日からです。ぜひ見に来てね〜〜〜〜〜!

